2017.12.31
 
今年もお世話になりました。

この時期「1年の過ぎるのが早い」と言われますが、私にとっては長い日々です。1年前は遠い過去です。
来年もよろしくお願いします。
 
 以下はhttp://blog.pahko.jp/ 2017抜粋です。


1月 介護ルーム
98歳の妻の母が別邸にやってくることになった。私の義理の母ということになる。一生のうちの3/4は小笠原で過ごした人だし、昔の人なので家から外に出て生活したということがない。私がこの家に引っ越してくる前、昭和の団地に住んでいた時に、夫の看護のために来たことがある。一冬団地から広尾の病院まで通っていた。それも20年も前のことになってしまった。ここには3ヵ月ほどいて、特別養護老人ホームに移った。そこで99歳になった。ここはつまらない。家に帰りたい、というのが口癖だ。家に帰ればなんでもやることがあるからだ。老人ホームの6階からあすこに船が4艘いる、といっているから自分のいるところがどこか定かでないに違いない。
参考リンク
1月13日


2月 簿記3級試験
行政書士試験が不合格だったので、経理関係の資格試験を受験した。日商簿記3級はその中でも基礎中の基礎である。複式簿記というのがなんだかわからなかった。勉強は例によって通信教育を申し込んだ。簡単だと思っていたら、それが相手の手だった。別の会社の模擬問題集をやったら、レベルが一段違っていた。それで途中から勉強方法を変えた。細かな数字相手に一つも間違えてはいけない。やることはわかったが出来るかどうかは別の話だ。試験は地元の大学の校舎でやった。時間内に終わって2番目ぐらいに退出した。答え合わせをしたらミスがあった。不合格かと思ったら受かっていた。
参考リンク
2月26日


3月 NPO業務
NPO業務は不登校の子を持つ親のためのグループ活動。電話で受付して保護者のグループを作って支援しよう、という主旨である。面接1名、電話2回来ただけで結局年度内に事業は成立しなかった。自分では出来ると思っていたが、客が来なくては仕方がない。そのうちこれが自分のしたいことかと思うと少し違う気がしてきた。私は困っている親御さん相手に少し良い思いをしたいだけなのだ。それにそういう親御さんに実際に会うと、その人が悪いと思うところがいろいろと目についてしまうことがわかった。相手は自分の困惑した思いを受け止めてもらいたいので、悪いところを指摘してもらいたいのではない。そんなこともあって、この事業を継続する気持ちはなくなった。
参考リンク
3月4日


4月 北上川回遊船
日帰りのバスツアーである。東北地方を巡ってきた。これは99歳になった義母が無事特養に入所したことを記念して、妻の慰労のために行ったつもりである。自分から旅行するのはそれほど好きではないので、こういう事がないと旅行はできないのだった。
参考リンク
4月 21日


5月 恒例5月祭
東大5月祭はへこみん氏と一緒に行くことになっている。農学部のうなぎ定食、工学部先の坂道の愛媛みかん、教育学部の企画、などが例年冷やかすところである。今年も天気が良く大変な人手で賑わっていた。
参考リンク
5月21日


6月 新秋津駅
週3日のゾンビ業務の下車駅。退勤時の夕焼けである。JR新秋津から西武線秋津にいたる乗り換えの道筋は、シルクロードにも匹敵する通商路である。ここ最近はラーメン屋が乱立し、競争が激しくなってきた。かって良く行った大衆酒場サラリーマンもこの街道そばである。
参考リンク
6月26日


7月 見送り
孫の女子は2歳と6ヶ月ほどになった。初孫はかわいいと世間では言うそうだ。確かに小さい子をそばで観察するといろいろと面白い。私の呼び名は結局定番のじいじということになった。
参考リンク
7月9日


8月 送別会
かっての演劇部のメンバーの一人が、郷里へ帰るという。仕事も辞めるのだろう。なんでも離婚したという話だ。それで送別会を開くので来ないか、というお誘いである。澁谷の店で2時間ほど談笑した。みなaround40の働き盛りになっているが、顔を合わせれば相変わらずの馬鹿話に講じていた。
参考リンク
8月27日


9月 シナリオ通信教育
60代の後半も精神保健福祉士(合格)、行政書士(不合格)、日商簿記3級(合格)、と受験生をやってきた。金もヒマもかけて趣味と実益を目指しての勉強生活だったが、そのモチベーションがなくなった。賞金が30万円ほどのエッセイ、文学賞に応募して小銭を稼ごうといくつか応募した。しかし言葉を知らないのと情景描写ができない。それならばあらすじだけで勝負できるシナリオを書いてみるか、と懲りもせず通信教育である。6ヶ月で3万円なら適当な趣味だ。いままでよくわからなかったシナリオの成り立ちがよくわかった。
参考リンク
9月27日


10月 G3会鬼怒川例会
60歳定年をすぎてから始まった高校時代の同窓会。二月に1度の飲み会だったが、バス代込みのT泊旅行が8000円!その触れ込みに負けて熱海、鬼怒川、とさびれた温泉地を巡ることになった。予定も何もない。ただうろつき回るだけの旅行である。50年経って会ってみると、相変わらずなのには驚くばかりだ。これは高校時代には考えもつかなかった。
参考リンク
10月10日


11月 井の頭公園
晩秋の井の頭公園。住みたいけれど住めない町吉祥寺の近所に住んで40年近くなる。私の人生も晩秋であるが、相変わらず頭の中は中2病だ。ただし今年はいままでやってきたことをいろいろとやめていく年だった。タバコもやめて2月は過ぎた。やめる前から「タバコを吸わない人になればいい」という人格変化による喫煙法を提唱していた。やってみればなんのことはない、特に困難もなく続いている。
参考リンク
1 1月16日


12月 山吹祭 NOW AND THEN
今年の夏頃に思いついた「NOW AND THEN~あの人は今~」かっての職場の卒業生や関係者に当時と今を写真入りで語ってもらおう、という企画。それを文化祭で発表する。暑中見舞いとSNSで募集しただけだったが、10通の原稿が集まった。そのうち半数は日頃から付き合いのある人達だった。こんなことをしなくても、facebookやtwitterで「今」のことはわかる。「THEN]については、忙しい日常で振り返る時間も必要もない、というのが大方のところだろう。ここだけはいまだに過去にこだわっている私と違うなと思った。