2015年03月29日(日)
桜 [高校演劇]
今日の一句
雨降れば雨の中にも桜かな 浮浪雀
別邸の
地面工事関係
少しやって、高校演劇サミットなるイベントを見に行く。
高校演劇地区大会の作品を大人の観客に見てもらおうと、
駒場にあるこまばアゴラ劇場が企画、今年で5年目である。
私も高校演劇の顧問をやっていたから、
この手のイベントには関心がある。
というか、退職したらやりたいことの中に
高校演劇鑑賞という項目があった。
今年は昨年より少しは時間ができたから、
地区大会は一度見た.
東京都の中央大会は見なかった。
関東大会もたくらんでいたが、見なかった。
そして今年度最後がこのサミットである。
出場校は、成蹊、甲府南、暁星の3校
これをアゴラの傾いたパイプ椅子に座って全部見た。
圧巻は甲府南で★5つ。これって関東大会参加じゃん.
次は★3つでそれぞれ傾向の違う、成蹊と暁星
まあ、よくできていたし、寝なかった。
成蹊は地元吉祥寺ネタで親しみがわいた。
役者も高校生らしかった。
もっと設定で遊んでも良かったと思った。
特におばあちゃん。
ラストはあっと思わせるが、丁寧に見せて欲しかった。
時間が押していたので、ささっとしまったのか。
60分審査ではないんだからさ。
暁星はアホバカ男子のシュールコント集という作りだが、
どうも異様な静けさを感じる.
この感じ方は多分他に人にはあまり伝わらないと思う。
10年以上前に暁星の作品を見たときも感じたので
顧問の**先生の資質かもしれない。
甲府南、役者は女子3人男子1人だがうま過ぎた。
それも自然体で無理がない。
女子高生が女子高生の役をやっているんだが、
その過不足ない感がハンパない。
脚本もうまくできていて
甲府南は全国大会にも言っている名門校らしい。
伏線の回収にもういっぱつ欲しかった。
高校演劇の説得力は高校生がやっている、ということに尽きる.
芝居の中で何が起こっても、その学校の高校生がやっている、
という事実が芝居のリアリティを担保している、という特殊なジャンルである。
今回の3作品はいずれも音楽の使い方がうまかった。
作品の色合いをきめるキメに名曲をうまくはめていた。
甲府南のalone again
暁星のこんにちは赤ちゃん
成蹊の曲名は忘れた。スタンダードな曲だった。
3本3000円だったが、ハリウッドの映画と同じ位のコストパフォーマンスだろう。
甲府南は素晴らしかった。これ1本で2000円でもいいね。
Posted at 20時06分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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