ぱーこシティ

季節

今日の一句
この秋や一週間ごとの大洪水　浮浪雀

試験まで2ヶ月を切った。
通信教育が次々と最終教材を送ってくる。
記述問題対策編
全150題ほどある。
40字程度を作文して答える。
問題
A医師は､法律により、妊娠中絶手術を施術することが許されている医師であるとの指定をうけていたところ、A医師の行った違法行為が原因で、その指定を取り消される処分を受けてしまった。この指定取消処分に対して､A医師は、法令の明文上、指定取消処分が可能である旨の規定が無いことを理由に、指定取消処分の取消しを求めて提訴した。
裁判所が、A医師の主張を棄却する理由を40字程度で記述せよ。
解答例
行政行為の撤回は、公益上の要請が高い場合には、たとえ法律の根拠がなくても認めるべきだから。（45字）
法律の根拠が無くてもやっていのか？いいんだよ。公益上の要請が高い場合は、と言われても、具体的にどうだかまるでわからない。こういうのが法律用語の典型例で、公共の福祉とか、明白かつ重大な瑕疵、とか外形上一般的に認められる範囲で、とか、まあこういった言い方を覚えてうまいこと使い回せばいいらしい。
よーしいけそうだ。

てなことをやって、地元ポケモン狩り。ギャラドスまであとキャンデー30個ばかり。ポケストップ巡りをして湧き出てくる野生のポケモンを捕まえていると、なかなか目的地に着くことが出来ない。吉祥の裏通りがポケストップ街道になっているのを発見した。

藍屋でたらふく食べて、今度は三鷹のポケストップ街道。
午後は地元で、講演会がある。
多様な教育を推進するネットワーク主宰。でこの基調講演をする学長先生を知っている。30年ほど前、この先生が非常勤講師にだった時代に授業を聞いた。「みなさんは勉強するというと、どんなことを考えますか。ノートやテキストを開いて読んだり書いたりすることを思いますか。それは勉強ではありません。頭であれこれ考えることを勉強と言うんです」そういう考え方もあるのか、と印象に残っている。先日電車の中でiphoneのwifiを見たら、接続先の候補に先生の名前の発信源があった。数字や記号に混ざって、漢字4文字の接続先なので、目立った。この車内に乗っているのか？と思ってあたりを見回したがわからなかった。
先生の講義は日本の教育史をひもとき、強制される教育と子どもの自由をまず認める教育という軸をたててお話しされた。フリースクールやホームスクールも正規の教育として認めよう、という主張だと思われた。自由の天使あまた舞い降り気がついたら、シンポジウムに移っていた。シュタイナー教育、イエナプラン教育、アドベリー教育、子ども主体の教育を実践している人たちがそれぞれ自分の教育を紹介した。会場には60人ほど集まっていた。
この集まりに出たのは、30年前のその先生が現在どんなようすか気になったのと、その会場が10年ほど前、リフォームしたときに2週間ほど仮の住まいとなったビジネスホテルの跡地に建てられた貸しビルだからである。だめ押しがこの前の車内wifi事件である。
そしてNPOに補助金をもらった事業が不登校支援なので、行きがかり上つきあいって感じで顔を出してみたのだった。
正直なところ、どうもこういう所へ来る大人は「主義者」の印象があり、あまり感心しない。信ずる正義があるような人たちと思えるからだ。話し方や居ずまいが気に入らない。まあ、私も外から見ればそういう感じなのかも知れないので、墓穴を掘ることになるが、それでも気持ちが乗らないことにはしょうが無い。インチキとまでは言わないが、うさんくさいものを感じてしまうのである。
なかば義務でやることに必要以上に勢力をそそいでしまう、というのも私の悪癖、宿痾の性向である。

ということで、早々と撤収し、ポケモン狩り業務に移行した。