2017年02月13日(月)
目刺 [日記]
今日の一句
目刺し煮干しと間違えてつけ麺 浮浪雀
受験票来る。正味あと2週間。
大問5番をやる。8割方わかるがそれでは得点に結びつかない。
10割わかった上に転記ミス、読み取りミス、計算ミスをなくさないと
合格点はおぼつかない。
意味が分かるとけっこう面白い世界である。
このブログにミスを見ても分かるとおり
私には大変難しい試験である。
当日のコンデションが大きく影響することは間違いない。
今はいいソフトがいくらでも出回っているから、
実務では、入力さえ間違えなければ貸借対照表、損益計算書は
間違いなく出来る。勘定科目を設定することさえ出来る。
勘定科目の意味とデータの変換内容を理解していればいい。
決算作業、年度の締め、年度初め作業など、
試験ではやや軽めの話題が大事なのだと思う。
5番を2題ほどやって時間となる。
病院へ行って、医者にMRIの結果を聞く。
骨折はしていないと思います。
骨折していれば、ここのところにスジが出てくるはずだけど
それがあまり見えない。
イタイ、というのは打撲から来ているので、これは仕方ありません。
明日退院することになった。
6人の相部屋で同室の患者さんはみな年配の女性である。
つまりはばあさんばかりの部屋で、枯れ枝のように寝ている。
中には元気な人も居てベッド脇に起きて座っているが
何を見ているか不明。
看護師さんは「毎日来なくても大丈夫ですよ」という。
同室に見舞い客がくる。自分のところに来ないと不機嫌になるので、
看護師がなだめるのに困る。
そんな事情があるのではないか、と思った。
後ろからリフトが降りてくる介護ワゴンには
すでに先客が乗り込んでいる。世界遺産は最後である。
横に回って見送ろうとしたら、窓際にいたばあさまは
硬い表情で見送ろうとしている私を無視していた。
世界遺産は富田靖子にウケている。
小さくてカワイイ、と言うのである。
確かに愛想はいい。
多くの老人はたいてい不機嫌で、
だれかが私の財布を取った、とか
メシがまずいとかあちこち痛いとか
いろいろ訴えてくる。
一生分の怨嗟と後悔とあきらめが次々繰り出してくるようなのだ。
つまりは生き方の総決算がこの時期にどっと押し寄せてくる。
そのとき、穏やかにほほえんで暮らせる人はまっとうに生きてきた人であろう。
そんなことを考えて帰ってきた。
Posted at 23時46分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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