2020年02月11日(火)
旗日 [日記]
今日の一句
押入れの中に埋もれて旗日かな 浮浪雀
5時40分頃起きる。
ネットフリックスをあさっていて
ドキュメンタリー作品と銘打った「円空」なるタイトルを少し見る。
再現フィルムみたいな作りで、円空は昔の坊さんらしいが、東日本大震災と絡めて
母に死なれた不幸な初年時代を描いていた。
なんだドキュメンタリーじゃないのか。それらしい音楽とか日本の原風景とか
シャラくさくて見るのをやめる。
宗教モノは好きなはずなんだが。
この前の「二人の教皇」は作り物だが、事実をトレースしていて面白かった。
聖書を下敷きにした物語となると、創作なんだか事実なんだがわからなくても許せる。それは、それが真実だと思っている人が作るからだ。
「それから」が名作シリーズの中にあった。1985、森田芳光監督。以前みた時は★3つ。漱石の小説が頭にあったので、そう思ってみていたので楽しめなかった。小説にある観念(脚本家と監督が思った)を映像化したのが映画だから、小説と別物と思えばいい。そう思ってみると、映像に外連味があり森田監督はけっこう頑張っていた。以前はそれが余分だと思っていたけど、それこそが映画の嗜好だった。改めてみると、このテーマはこころと同じく、女を巡って友人を裏切る話だった。冒頭、松田優作の代助がパジャマを着ている。これは浴衣か寝巻きじゃないのか。どうもその異和感がぬけずに映画の進行が素直に頭に入ってこない。こまったもんだ。何も知らなければこういうもんだと思って楽しめるかもしれないのに。藤谷美和子の三千代も変な存在感があってよかったし、抜群にうまかったのが、草笛光子。松田優作はとても高等遊民のインテリには見えないが、まあ、そういうもんだ、と思ってしまえばいい。上背が大きいので、太宰などやったら面白かったかもしれない。
今週末にある例会用の写真をプリントする。故人の写真で2013年の記録から作る。
地元に買い物DQウォーク。天下一回転寿司。
帰宅後、「それから」の続きを見て、「まあだだよ」黒澤明の最終作品をみる。さすがに異和感を起こすシーンがひとつもなく安心みられる。作り物は作り物として徹底していた。内田百間の晩年を描いている。よくこう言うテーマを選んだと思った。これも途中でやめる。以前見た時は★3つ。
Posted at 19時07分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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