2021年04月09日(金)
垣繕う [日記]
今日の一句
垣繕う人なき真昼の大往生 浮浪雀
6時前に起きる。
内村鑑三の代表的日本人
西郷が終わって、上杉鷹山と二宮尊徳
鷹山は名君主。富を目指すな。誠実に事を行えば結果はあとから付いてくる。
商業と倫理の一致。
尊徳は自分2番目にせよ。一番目は「天命」。
これが日本人の価値観である、と内村は見ていた。
ところで私が黒歴史時代に世話になったペンキ屋の棟梁高木のオヤジさんが言っていたこと。
金の話はするな。仕事をちゃんとやれ。結果はあとから付いてくる。
自分を後にしろ(人を先にしろ)
という2大倫理は内村の行っていることと同じだ。
これが尋常小学校を4年で中退して(漢字も書けない)オヤジさんの言ったことである。
巡業講演。3年ぶりの立川RISORUホール
30分早く着いた。もう一人の人は思い違いをしていて別会場に行ってそこからタクシーできた。以前私もまったく同じことをこの会場でしていた。
案内役は着任したばかりの新副校長で大学院出の女性である。
お世話役の人が何をしたらよいかわからない。鍵を持ってウロウロしている。
使わないプリントが刷ってあり、使うプリントがない。
会場は小ホールと地下の講義室でまったく様式が違う。
講義室と同じ部屋は感染防止で使えない。会場の判断とこちらの判断が違うが、これは所有者に合わせないといけない。もう「現場」感満載でたまらない。3年前はぶちぶち文句を言っていたが、今回はもう人生半分捨ててみるとこの事態は結構楽しい。思い通りにいったところでせこい自己満足でどれだけ役だったかわからない、とおもっているからだ。
小ホールはキャパ200人ほどの会場で。これは高校演劇の地区大会に最適な会場。舞台も広くもちろん照明十分である。演劇部顧問時代を思い出してワクワクする。
頼まれたエンカウンターには地下の会場が適しているんだが、舞台の魅力に抗い難く私が小ホールを希望した。
1時間のプログラムは楽勝で済んだ。感想も今回はクレームらしきものが一つもない。これはこれで生徒のあまりの同質性に驚いた。感想の中身は個性のある面白い人が多く良かった、という没個性的なものだけであった。これはこの企画がそういう感想を生んだのか、それとも同じ感想を持ってしまう同じような生徒たちだったのか。おそらく両方正しい。論理に走ると実態を見失う。
立川改札なかの焼きそば屋690円。
キッズ業務いつもより1時間半遅れ。書類電話対応。新年度名簿探し。休暇申請書不明紛失か。ネットワークに入れない。情報が入手できない。M先生に助けてもらう。この前のコメントがよかった、と言われる。コメントとうのは10年勤続表彰の際に渡した色紙のコメントである。当たり障りのないことでなく、一言多い問題発言になりかねないことを書いておいた。一応好評価ゲットしました。
ゾンビ送り。今日の怖い話は大司教様と黒神父の戦い。黒神父が新月の夜に行う黒ミサは夜中の12時に生贄を捧げなければならない。子羊を斧で断頭しその血を浴びた黒神父と聴衆は心に悪魔がやどり、普段は普通なのだが大切なときに悪魔の囁きによって悪い事をしてしまうのだ。そうして地獄に行く。えっ、みんなそうなの?いや白神父様の光を受けて白ミサに出ている人にそういうことはおこらない。しかし、人間は弱い。白ミサはアタリマエのことばかりで面白くない。だから黒ミサの誘いが来ると何がおこるんだろうとワクワクしてその誘いを断ることができない。
せがまれるから口からでまかせに話を作っている。私は小学生相手に何を言っているのか。
帰宅後2業務をこなしたので轟沈。また夜中に起きる。昨年の今頃の日記(このサイト)を読み返す。自粛生活が始まって時間ができたので黒澤明とヒッチコックの映画を見てコメントを書いていた。その記録がとても面白かった。
また2度寝して今日は入学式だ。
Posted at 01時47分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.pahko.jp/tb.php?ID=6392