2016年10月31日(月)
竜胆(りんどう) [日記]
今日の一句
竜胆や紫色は君の色 浮浪雀
家事万端
今日は10日分の掃除
勉強少し
船の着くまで時間があるので、映画。
錦糸町まで行った。
永い言い訳
★5つ すごいすごい。これが映画ってもんでしょ。久しぶりに映画見て興奮した。見せ方が舌を巻くうまさ。
外へ出たら、錦糸町駅前、群がってポケモンやっている人々。さっそく自分のをつけると、ポケストップが6コほど出て、そこからお香のハートがガンガン湧き出ていて、一画面にゴース・ゴースト・ゲンガーなどハロウィンゴーストが7,8匹同時出現していた。
それから波止場に行ったら、ちょうど良かった。
実家の98歳の義母は、食べることことは忘れない。冷蔵庫に顔を突っ込んで寝ていた、という。夜中は1時間おきに目覚めて人を起こす。女の子が助けを呼んでいる!と騒いでいる。もっとも20年ほど前に先立った夫も(つまりは義父)も、晩年、そこに男の子が座っている!などと言っていた。業界用語ではせん妄だね。
義理の兄は、難病指定の小脳硬化症で歩くのが大変。気がつかないくらいのゆるい傾斜を下るともう止められない。頭ははっきりしているので自分でも笑うしかない。少し首が左にかしいでいる。左右に小刻みすり足を動かすやり方でしか歩けない。移動だけを考えたら車いすの方がずっと楽だと思える。本人は頑固な人でそれは嫌なのだ。人に迷惑を掛けるのが申し訳ない、と言って自分の足で歩いて行くと言い張る。人間、自分の状態をそのまま認めるのは大変だ。プライドの高さが本人を傷つけ回りに困惑をもたらしている。この義兄に同行して新橋から浅草まで行ったが、これが大変遠い。直接ご本人に働きかけるのは遠慮して、回りと本人の間に立って橋渡しをする。つまり前後1,2m離れてそれとなくゆっくり歩く。後ろの場合はいつ倒れてもいいように準備しながら知らん顔をしてついて行く。前を歩くときは前方から来る人混みがよけて行くようにこれまたゆるゆると先行する。階段は危険なのでエレベーターを捜すが、これが意外とわかりにくい。まあ初心者だからしょうがない。それに加えてリーマン聖地新橋の人混みは障害者の世界時間と2倍程度違っている。
義姉もまた背中が丸まり歩くのに難儀している高齢者である。妻もすでに還暦を過ぎているが、この2人をつれて1日の船旅をしてついた先の実家で98歳の母とため息ばかりついている高齢の長男が待っているだった。ただひとり元気な三男はいわばフーテンの寅並みの渡世人である。
お疲れ様というほかない。
すでに轟沈時間であるが、ノルマがまだだった。
Posted at 23時16分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.pahko.jp/tb.php?ID=4736