ぱーこシティ

写真など撮ってないで黙祷しなさい

今日の一句
終戦は一度で充分負け戦　浮浪雀

MRI脳ドック初体験

時間通り着くと待合所で待たされる。
検査服かぶった人も見かける。

空いているので、先にやりましょう。
検査技師は30代の実直そうな男。
着替えはしなくていいです。
金属のものはすべて外してください。
入れ歯があります。
外してください。
銀歯があります。
それは仕方ありません。

移動寝台に仰向けに寝る。
耳にはヘッドフォンのような防音イヤーマスクをつける。
20分くらいです。動くと時間がかかりますので動かないでください。
目は閉じてください。

pink froyd のwel come machineみたいな振動音がする。
メロディのない低音から中音のリズムだけの電子音。
これだけ音域があるのだから、バッハとかボレロとか
クラシックやってくれると退屈しないのだが。

リズムに合わせて数を数えていた。
まだかかるかなと思ったら、終わった。
分厚いドアの検査室の前で認知症テスト
私は折りたたみ椅子に座り、検査技師は中腰である。

氏名、生年月日、今日の日付、曜日、ここはどこですか？
ものの名前を３ついうので、覚えてください。
梅、犬、自動車
100から7を引いてください
そこからまた7を引いてください。
数字を３つ言うのでそれを逆に言ってください。
それが２回、同じく数字を４つ。
先ほどのものの名前を答えてください。
箱の中にあるものを覚えてください。
紙コップ、電池、定規、印鑑、はがき、がある。
蓋をします。言ってください。
最後が難問だった。
野菜の名前をできるだけ言ってください。
自分で作る温野菜を思い浮かべる。
キャベツ、タマネギ、にんじん、ショウガ（ん？これは野菜か？）
いんげん、えだまめ（ん？これも野菜か？）
そもそも野菜の定義はなんだ？
オオゼキの棚を思い出して数え上げようとするが、
コンブ、ワカメは野菜か？海草だから草だろう、
あ、海藻か、じゃがいもは野菜だと思うが、根っこで葉じゃないし、、、
てなことを考えていて、面倒なのでやめた。
検査技師は（それだけ？）と言うような顔をした。

次は場所を変えて体重、身長、採血。
このとき先ほどの認知症テストの紙が無造作に置いてあったので、採血しながらみる。
得点は25点。曜日を間違えて水曜日と答えた。（これはよくあることだ）
野菜のところは−４と書いてある。
すると満点は30点だ。
満点にこだわるあたり受験小僧の面目躍如たるものがある。

医師の問診。
相手は50代のベテラン。
問診表ざっと流し見。
タバコ、ありと。
物忘れ、ときどき。
まあこのくらいは普通です。

その後首筋、を聴診器で聞いて、目を見、喉の奥を見、脈を取る。
次は説明。

MRIの画像は６画面。それぞれがマウスで縦断面がずれてぱらぱらマンガのように写る。立体はXYZ３次元で３枚。撮り方を変えて２回やると６画面になる。などと勝手に想像する。ぱらぱら見た中に、白い→の部位がある画像が３枚ほど。一瞬で次に写る。脳の中が画像になっているのはかなり面白い。
白いところがいくつかあって、これは以前隠れ脳梗塞と言われていたんですけれど、間違いであることがわかりました。と言って、拡大画像を見せてくれる。なるほど白い点がある。指摘されなければわからない。これは誰にでも出てくるんで、年齢にしてはいい方です。医師はコンピュータの画面に次々チェック入れていく。これが診断表となって出てくる仕組みらしい。
あと専門の医師２人が見て結果はお知らせします。

所用50分ほど。受付で５万払っておつりをもらう。結果は10日後に郵送される。

映画でも見ようかと思ったが、しなければならないことのリストを思い出し電車帰る。

食事して、ドラ11やって、メール対応しているうちに疲れて一休み。
課題となった従業公演まとめと巡業先問い合わせをやったら、もう夜になっていた。