ぱーこシティ

青春２

今日の一句
スコールすでに東京に馴染みき　浮浪雀

青春１ 2004.9.22

夜中にtwin peaks the return
を見てしまった。
第5章。
オンデマンドだと第６章まで見られるのだが
流石にそれはやめておいた。

それで起きたのが、８時前
昨日のミスのおかげで例会が２連チャンになったので、
まずは阿佐ヶ谷

サブカルのイベント
地下のロフトＡに行く。
その前に待ち合わせて、映画のことなど話して
会場前２０分に行くと、コアなファンが列を成している。

みな関係者に話をつけてあるらしく
チケットを持った私どもは最後に入場となる。
地下はキャパ３０人程度で、会場前に行列したコアなファンしかこなかった。

トークショウを見ている内に
誘ってくれたY氏がつまらないから出よう、と言うので、
今度は中野ブロードウェイ
確かに「ぬるい」トークショウとも言える。

コアなブロードウェイのサブカル店を物色して
お茶飲んで、次の例会に行く。

次は澁谷ー神泉歩いて５分ほどのお店。
かってのY校の演劇部のメンバーが結集。
すでに人生の半分を過ごした東京生活に別れを告げ関西に帰るという。
この送別会をかねて集まった。

場所を手配したH氏にはこの前子供が生まれた
その御祝いも兼ねているのだか、どうだか。

MSN ISM HN kNw KN

DI MTR MTRc MTRf HSM

と夫婦が一組、子連れ（あと一月で２歳）夫婦が一組
昔話に花が咲き、楽しいひとときであった。
かってのたけし軍団の若い衆がやっていたような
ありえない×ゲームの思い出話など
とても若い女性の前で口にできないような武勇伝である。

デジカメができて本当に良かった。○○ポなど記録に残せるから、
という発語でその内容は想像して頂くしかない。
よき時代であった。

去りゆく友に、彼向けのアルバムを作成して持ってくるなど、
なかなか出来ることではない。
それもさりげなく渡して皆の話題にするあたり、
「これけっこう大変だったんじゃない？」
「まあ」
で済ます会話といい、けっこうな集まりであった。

子供を連れて先に帰る母、野郎だけで話をさせようと先に別れる妻
いずれもできた方々である。
この集まりの企画者ジャンボMは、野球ビンゴなる遊びを考案
これから神宮の外野席で盛り上がろうという寸法である。

彼には、FARGOのドラマシリーズがamazonのprime会員になると見られる、
という情報を教えてもらった。
あのコーエン兄弟のファーゴある。

バベルに出演したというH氏のロケ現場で聖地巡礼をして
澁谷で別れた。

すでに20年も前の間柄で屈託なく過ごせるというのは
ある意味人生の宝である。
受験勉強だけしていたのでは、こういう関係が出来るのは難しい。
部活を通じて出来た関係がそこから発展し、お互いの家を訪ね
無謀な旅行をし、それぞれのキャラも確立し、そうして過ごした日々のなんと貴重な事よ。

私にはそういう関係はほとんどない。
と言いたいところだが、高校のクラスの集まりであるG3会などは
それに類する物だと言える。

しかしこれほどの結束はない。
あまのじゃくの私は、とりあえず反対するという中二病から抜けられない。
不登校の集まりへ行けば、不登校には､問題があるとすぐ思い、
教員の集まりへ行くと、結局教員がいい目を見たいだけじゃないか、
と思う。
サブカルの集まりでは、ずぶんとぬるい認識だと感じ
メジャーの集まりだと、結局の所インチキ野郎の集団じゃないか、と思う。

だが今日の集まりにはとりあえずの反感は生じない。

阿佐ヶ谷のサブカルに誘ってくれたY氏は
「自分はモテない、といえる相手がいるのはうらやましい。私なんてそういう相手が一人も居なかった」とつくづく思い起こしていた。
かれもこの集団に居たらスーパースターとなってツッコミに打たれ
もう少し確かな生活感をもてたと思う。

私はそうした現場に立ち会えてなかなか誇らしい思いである。

で、amazonのアカウントを調べたら、すでにprime会員だった。
さっそくFARGOを見ると、これが面白い。
コーエン兄弟は製作総指揮で直接監督（ＴＶドラマだから演出？）はしていないけど、まごうことなきコーエン節だ。スジの運びがうまい。勿論シナリオは別人が書いている。でもまあ、go signはコーエンが出している（と思いたい）面白いわ。

ネットで少し調べたが、コーエンは話がわかるとおもしろさは半減する。アメリカの片田舎の人物描写はやはり出色のできだけど。ツインピークスはそこへ行くと、話がわかってもおもしろさはまったく減らない。そもそも話がよくわからない。二つに共通しているのは、悪の問題だ。これらを見ていると、アメリカでなぜトランプが大統領になったかわかる気がする。