2022年04月25日(月)
蓬 [日記]
今日の一句
香りだけそれ病室の蓬餅 浮浪雀
今日の林先生
グリム童話のシンデレラに当てはまるのは
靴がガラスじゃない じゃがいもの馬車
少し動画をいじって、昨日からの連続西葛西業務
今年は人数も増えてびっくり。20人もいるのは初めてだ。
2進法と10進法の説明をしたら、
まったくわかりません、と言われた。
自分では、けっこううまく説明できたつもりだった。
少なくとも自分にはよくわかる。
そう指摘した生徒は大変よくできる生徒で試験の成績も良い。
すると私の説明が悪いことになる。
そこでそこにいた若い数学の先生に説明してもらった。
今日の授業はビジネスホテルの一階食堂。
洋風バイキングなどを配っている会場である。
朝食が終わったところで、そこを教室に借りているのだ。
そこに2年生3年生が集まって、「社会と情報」の授業を私がしている。
まえの時間を担当した社会の先生も残っている。
数学の先生は出欠、成績処理の担当で学期初めなので、そこにいる。
教室といっても机、椅子は喫茶用のテーブルと椅子である。
なんだかサロンみたいだね。
贅沢だぞ、通信制高校。
若い先生は、教科書にある通り、10進法の表記法を述べて
その10のところを2に変えたのが2進法である、と無難な標準的説明をしていた。
この説明には10の累乗の表記がある。私はそれがわからない生徒のことが頭にあったので、累乗を使わない説明を考えていたのだ。
ところで、まったくわからない、と指摘した生徒は若い数学の先生のその説明を
うんうん、うなずいて聞いているのだ。そうか私は自分だけわかる説明を調子に乗って喋りまくっていただけなのだ。
そういえば私はTVの収録のような説明、を目指していたことを思い出した。つまりカメラの向こうにいる人に話しかけるように、教室にいる生徒をあえて無視して話すのだ。この方法は教室にいる生徒が、関わってほしくない、そこにいるだけでけっこうエネルギーを使う生徒集団に対して有効な方法である。
この集団の性格は微妙である。そういう生徒もいれば、関わって欲しい生徒もいる。仕方なく来ている生徒もいる。20人とはいえ、2年生と3年生が混じっている。進路も様々である。芸能関係の子もいれば進学希望の生徒もいる。誰をターゲットにしていいかわからない。
よく東京の予備校に行った地方公立高校の生徒が、やはり予備校の先生はプロである。説明の仕方が全然違う、という感想を述べるが、それは均質な集団の生徒を相手に技を磨いてきたからなのだ。youtubeのように多種多様な人が見ることが前提のメディアで好評を博しているヨビノリさんのような表現者は確かに異才というしかないだろう。
と少し凹んでいたところだが、この暑さである。ふらふらと木場で途中下車して、以前聞いていた支那そば屋へ行ってきた。ガイドブックに載るような名店ということだが、どうか。ワンタンメン900円なりを注文すると、ワンタンそば、と直された。このシロートが、という声を聞いたように思うがこれはもちろん私の被害念慮である。
★4.5
確かに逸品だが、せめて値段が700円なら許す。主張のないスープが飲みたい。鶏ガラとチャーシューに浸した醤油と味の素の淡白な油の浮いていない、澄んだスープが飲みたい。60年前の滝野川3丁目の明治通り沿いの大番の40円ラーメンのスープである。
帰宅2時半だが暑さでまいって3時間も寝てしまった。
レポートの採点をしたが、評価項目が3つある各問題を小項目に合わせて採点・集計して評価を出さなければならない。コンピュータがあるから可能だろうが、こんな面倒なことをやってなんになるのか、と思う。一応お付き合いでやるだけである。その項目を入力するエクセルの表がまだできていないので、ipad採点は100点満点の結果だけ出して中断した。
Posted at 20時59分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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