2008年09月14日(日)
秋刀魚 [高校演劇]
今日の一句
アラ骨もすべて平らげ秋刀魚かな 浮浪雀
K君の3年半ぶりの新作を見に行った。
この3年の間にK君はニートから
家電販売員に転職、忙しそうに働いている。
それをネタにした「販売員」は
とても3年半ぶりと思えない安定感で面白かった。
ネタもいいが、やはり役者が面白い。
これなら何をやっても面白い、に違いない。
私は長年教員をやっているが、これをネタに
「臨時教員」などという一人芝居が出来るかもしれない、
などと思った。
もともと授業が芝居みたいな物だから、
逆をやればいいわけである。
次は2人芝居で、これも何年ぶりかわからないが、
Mさんがすごかった。
現役高校生時代に、舞台上一人で叫ぶシーンのすごみそのままに
もう始めから圧倒的存在感で目が離せない。
素と役の微妙な混じり具合もしろうと芝居の魅力で
年齢を重ねた分だけ魅力がでるのだから面白いものだ。
最後の4人芝居の冒頭
K君とKさんの掛け合いが絶妙。
Kさんも演劇はやっていないと思われるが,
自然な演技でこれまた存在感を示した。
N氏の演出と思われる、はいはいダンスも
そこはかとなく微妙におかしい。
1時間500円の挨拶程度のコストだが
そのコストパフォーマンスは高かった。
演劇部の高校生諸君!
プロになどならなくても
部活の経験は一生ものだから、
ともかく当面の課題に集中しなさい!
と激を飛ばしておきたい。
その実例を見た思いだった。
お疲れさまでした。
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