2009年11月21日(土)
落葉 [日記]
今日の一句
落ち葉掃く横山先生受付に 浮浪雀
授業参観
もうたらたらやる。
以前は少しはよそ行きのところをみせようと
テンション勝負で叫んだり
ちょっと新手の教材を繰り出したり
まあ気負ってやったりした。
間違えるとまずい、って雰囲気ね。
今日は問題演習なので
自分でまず一題目を解いて
残りをあてて黒板でやってもらう。
一応お手本を示すつもりなんだが
これがなんどか書き直す。
試行錯誤しながら
それでも解答ができる。
昨日の打ち合わせどおりやろう、
などといいながら指名して
(その実、打ち合わせなどはしていない)
黒板でやってもらう。
だから生徒諸君もしっかり準備していないから
間違えたりする。
ミスしているところは
ちょっとちょっと、と呼んで
なおしてもらったりする。
終わる時間も確認していないので
最後もゆるゆるで
先生今日はいつもと時間が違います、
などと指摘されて
そうかそうか、少しあわててつじつま合わす。
要するに
いいところを見せようとする参観授業ではない。
ありのままを見てもらうという姿勢である。
これがなかなかできなかった。
授業で大事なのは教室の空気で
緊張感のないなかで
ともかく皆ノートに問題を解いている。
どう示し合わせたのか
机を寄せて軽く話しながらやっている。
予定の八割ほど終えた。
途中外部から受験希望者が来た。
このなんだかなごやんだ空気をどう思ったかね。
さらに後ろで立ってみていた保護者の方々はどう思われただろうか。
頼りないなあ、と思ったかもしれない。
まあ事実なので仕方がない。
教科書に書いてある問題をとくだけの
工夫もなにもない授業である。
私としては、この空気はちょっといいかも、
と思っている。
最近は情報過多だから、どこにいても知識は入る。
だが、こういう空気の中で問題を解くという経験は
なかなか得難いものではないだろうか。
このすぐあとに
中学生の保護者の方々を前に
進路関係のお話をさせてもらう。
お母様方はみな真面目だから
メモ帳など手元において、準備万端である。
私はそれほどの話はできないと思っている。
個人面談の様子と
最近の大学受験の実情を個人情報に気を使って
お話させていただく。
小一時間話して、あとは担任の先生にお任せして
撤退する。
役に立つ話ができたかよくわからない。
そのうちなんらかの形で反応があるだろう。
あれはちょっと困るわね、
と言われなければいいというのが本当の所で、
人に感心されたり、ほめられたりしなくいいと思うと
気が楽でよろしい。
そのあと廊下などで
何人かの保護者の方と話して
今日のメインの業務は終わる。
小春日和の中
こういう時でないと出来ない
片付け業務や中間試験の準備などやり
途中バスケ部の引退試合を少し見て
結局撤収は5時を過ぎた。
+3
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