2010年02月14日(日)
春の日 [日記]
今日の一句
春の日やフォーカシングにゲシュタルト 浮浪雀
朝はぐずぐず寝ていて
頼まれた研修会テキストの原稿を考える。
私に与えられたテーマは
「実存主義的カウンセリング(ゲシュタルト療法・フォーカシングなど)」
というものである。
この分野は撤退しようと思っていたから
かなり所有していた学術書、書籍は捨ててしまった。
それでジュンク堂へ見に行った。
私の持っていた本がずいぶんと書棚にあった。
パールズの自伝があった。
3800円もするのであきらめた。
けっこう立ち読みできた。
そこがジュンク堂のよいところである。
臨床心理関係ではまず自伝から入るのが正しい.
あるいは自伝風な文章、近親者の思い出話、
一番いいのはその人の話を直接聞く事で
患者として治療を受けられればいうことはない。
余談だが、そういった意味で岸田修の「私の原点」は迫力あるよい文章だと思う。youtubeにパールズの治療の様子やゲシュタルトの祈り(prayerだから祈る人というのが正しいと思うが)を唱和しているワークショップのものがあった。
I is I, you is you
などといままで言われていたのと違うバージョンを唱えているパールズの動画やグロリアと3人のセラピストもちゃんとある。
インターネットは学習様式を変えてしまったな、と思う。
我々の時代は、現地アメリカに行って直接指導を受けた人のいうことを鵜呑みにしてあがめ奉るしかなかったものだ。さらにyoutubeにはユングもあるしロジャースもあるし、検索すればまだまだ出来てきそうだ。
参考文献にインタネットのアドレスを記入する事はまだ信憑性の点で一般化していないと思われるが、紙ベースの学習様式の勢力はかなり弱まって行くと思われる。
頼まれたテキストを誰が読むかと考えると
学校で教育相談を行おうとする意欲ある先生方である。
ゲシュタルト療法は受けた事はないが
その手のワークショップは30代にずいぶん行った。
フォーカシングを日本での第一人者から直接指導してもらった。
そういう教員は少ないはずだ。
もう時代は変わり、それらの方々は亡くなっている。
撤退した分野のことをいまさら訳知り顔で書くわけにいかないが
私なりの紹介を書けば良いだろう。
何か役に立つ事がかけるだろうか。
編集担当は存じ上げている方である。
高校教員からその分野で大学教授になった人である。
そういう人も何人かしっている。
相手が偉くなったみたいでちょっと悔しかったりする。
もっとも私が大学の先生になっても
教えられる事はほとんどない。
原稿は大して進まなかった。
ネネさんからチョコレートもらった。
DS内の話なので食べられない。
Posted at 22時06分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
トラックバック
トラックバックURL
http://blog.pahko.jp/tb.php?ID=2195