2006年12月23日(土)
風邪 [受験数学]
今日の一句
風邪引いて終日空をながめたし 浮浪雀
この1年、週日は帰宅すると
倒れ込むように寝るばかりだから
日曜日に受験数学をやった。
以前は趣味だったが、
いまや仕事だから休日も仕事をしている、
ということではなくて
趣味を仕事にしている幸運者である、
と考えることにしている。
現実は些末な事実の集積だから
要はそのそのとらえ方である。
私が現役の浪人だったころは
こういう結果はすべて自分でグラフ用紙につくったものだった。
今や毎月送って来る。
なんだか自分でやる楽しみが少ない。
相変わらず、ケアレスミスの連発で
これはもはやミスとは呼べない。
この程度の力なので
けっして自分を過信してはいけない。
とそう思わされる。
ミスのないことが珍しいことなのだ、
だからそれを減らす工夫をしないといけない。
これは趣味だから実害はないが,
仕事でも同じである。
必ず間違える、
そう思って日常業務をするのは
けっこうなストレスである。
自分は必ず間違える、という自覚(自信?)を
業務上の居直りとしないためには
必ず見直し点検をしなければならない。
つまり時間がかかるということだ。
ところが業務は次々と襲ってくるので
満足な点検ができない。
これが2次ストレスとなって鬱積する。
たまに満点をとるとうれしいのは
この鬱積が雲散霧消するからである。
その時のために、ストレスは大切にためておかなければならない。
禁断の一服のために
禁煙するようなものである。
このアドバンスドコースというのは
中高一貫の進学校ためのコースで
ハイレベルコースより進度が速い。
高2の秋で数?の微分積分が終わるようになっている。
そういう学校が必履修科目をとっていなかったりするんだろう。
注目するのはその人数で、
11月の2回目は59人となっている。
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これは全国規模のコースだから
Z会は採算が取れるのだろうかと
余分な心配をしてしまう。
もっとも、答案提出者が少ないだけで
会費は先におさめることになっているから
その心配はいらないのかもしれない。
年度始めでも300-400人程度。
日に2本しか運行しないJRの赤字路線のような状況である。
なかなかの難問で作問にもけっこう手間ひまかけているはずだ。
40年近くZ会とつきあってきた身にとっては
出身校が廃校寸前と聞くような気がする。
私などは納めた会費がもったいなくて
必ず答案は提出(元は取らなければ)していたが
現在の会員は経済的に恵まれた方々であろうから
別な利用の仕方をしているかもしれない。
団塊世代の持たざる者には
持てる者のことはよくわからない。
成績優秀者にはシャープペン、ボールペンの景品をくれる。
これを模試会場に持参して,
問題を解きながら手元でクルクル回している受験生がいるのだろう。
私もやってみたいが、
模試も受験せず、なによりクルクル回すのができない。
クルリと回すたびに問題が解けていくようで
うらやましい。
問題は月2回の配送で
1回に4題あるから
ひと月に16問ずつ解いてきたことになる。
4問やるのにほぼ半日かかる。
このコースが終わると
いよいよ受験科となる。
学校別文理別だから
お約束のように東大理科コースを選択する。
趣味は極めなければ、などとつぶやいてみるが
相変わらずのさびしい晩年には違いあるまい。
今日はZ会もやり年賀状も作り
恒例のへこみん氏との忘年会もやり
充実した休日であった。
Posted at 00時49分
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