2008年08月14日(木)
戦死 [高校演劇]
今日の一句
父戦死せずとも肝硬変にて 浮浪雀
出勤して資料整理2時間。
その後、Y校演劇部OG演出の芝居を見に行く。
ちゃんとした劇団の若手俳優を従えての公演である。
原作は太宰治で、青空文庫で調べたら
ほぼその通りを舞台化したもののようだ。
恥ずかしながら、演劇部顧問にして
ハムレットの内容は良く知らなかった。
to be or not to be
王様の幽霊
悲劇
オフィリア
ホレーショ
それくらいのキーワードしか。
太宰の新ハムレットは
それを更に翻案してるようだ。
ハムレットのキャラを少しいじって
太宰バージョンにしてある。
お話も変えてある。
有名なお芝居だから
それで通用しているようだが
とんでもない話である。
小国デンマーク王室の事件
叔父が父を殺し母と再婚
その叔父に復讐を果たす
王子の物語、ということになる。
ワイドショーネタとして
こんなにおいしい話はない。
役者がしっかり演技していて
(そりゃプロだからあたり前だが)
演出上にもいろいろ工夫があって
面白かった。
17日までやっているので
関心のあるかたはどうぞ。
演出を担当したNさんが
Y高生であったのはもう10年もまえになるだろうか。
当時はスタッフなどをやっていて
あまり大きな役所はなかったように思うが、
ずいぶんと立派なところで仕事をしていると思いました。
Posted at 05時33分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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