2008年08月24日(日)
夏帽子 [日記]
今日の一句
夏帽子一ねん二くみのわすれもの 浮浪雀
そろそろ通常の休日モードに移行する。
今日は受験数学をやって、学校説明会に参加する。
1時間半ほどかけて東京の中央から
東南方向へ移動。
美術大学のプレゼンはさすがプロのできばえで
どこもきれいである。
もちろんその大学の学生さんが作っている。
パソコンは大抵マックを使っている。
内容は前年度の受験生の作品が多い。
入試対策になるからである。
一例を取ると,
国語100
英語100
鉛筆デッサン(5時間)150
課題作品(6時間)150
計500
などという試験内容である。
学科1日、実技2日と計3日かかる。
学科試験は過去問と合格者の点数を見ればいいが、
実技の合格のレベルがわからない。
それで合格者の作品を見せることになる。
これが展覧会みたいで楽しい。
絵を描く人はいつでも真剣かもしれないが、
入試では全力をそそぐだろう。
才能努力の跡が一目でわかる。
条件が統一された競技の趣がある。
どれも迫力満点である。
ただスクリーンに映し出された画像では
細部がよくわからない。
質感も微妙なところが不明である。
それは別の会場で実物を展示してある。
これがまた展覧会のようですばらしい。
プレゼンではどうということはない、
と思っていた作品が入念に描き込まれたものだと判明する。
その会場で受験生が接写で写真をとっている。
こまかなタッチを記録しているのだ。
撮影自由なところも私のような21世紀の記録者にとっては
うれしいところだ。
各作品には、参考のための批評コメントがついている。
これは普通の展覧会ではありえない。
この作品をそんな風にみているのか、
と批評の勉強にもなる。
それに加えて、
会場にはその大学の教授先生がいて
来訪者の質問に答えてくれる。
自分の絵を持ち込んで批評してもらっている受験生もいる。
すべて無料なので大変贅沢な企画と言える。
高校演劇の都大会なども大変おいしいが
美術大学の入試説明会、オープンキャンパスも
実にお得である。
役得、堪能させていただきました。
Posted at 01時45分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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