ぱーこシティ

季節

今日の一句
道端の断熱材に稲穂かな　浮浪雀

本日終業式
大掃除のあと
通知表渡し。
儀式のように
個人面談をかねる。
一人３分としても
25人で75分かかる。

最後の人は
ずっと待っている事になる。
不公平なやり方である。
それでも改善されないのは
これに耐えられる生徒さんたちのおかげである。

私の以前の学校では
このやり方は成立しない。
後の生徒は勝手に帰ってしまうであろう。
だから個人面談は別の機会に行って
区切りとして通知表を配るだけとなる。
他にもいろいろやりようはある。
私もいろいろ工夫してはみたが
学校は全体で動いているので
自分のところだけ他と大きく違った動きをすると
いろいろ不都合がおこることになる。
その辺にも気を使って
ほどほどのところで妥協せざるを得ない。

待ち時間を有効に使うために
それまでのクラス記録写真を見てもらう、
などと考えてもみたが、それを作る時間がとれなかった。

それでも１時近くに終わり
食事諸連絡業者営業対応などしているうちに
会議の時間となる。

会議の後、
進路対応の日程表を作る。
一人一人の願書出願期間、試験日、発表日などを
例の日程ノートに記入して行く。
これは進路が指定校推薦で決まる例が多いからだ。
指定校推薦は学校の責任で行われるから
生徒の日程を学校が管理する形になる。
それが生徒の依存心を高める効果を生んでいる、と思う。

6時ころまでやって
反省会に行く。

帰宅10時半。

昨年のブログを読み返すと
ほとんど同じなので
自分という狭い檻の中で暮らしているな，と実感する。

今年、成績処理で忘れていた提出書類があって
そのために予定を変更して対応したが
昨年も全く同じ事をしていたのがわかり
ちょっと愕然とした。

その前後のこのブログの文体もほぼ同じで
格言らしき戯れ言を書いているところも同じだった。
自分で気づかずにしているので
これを無意識を呼んでいいのだろう。

意識してやっていることに重きを置いて
暮らしているつもりだが
実は無意識の指令によってほとんどは
きまっているのである。

その無意識を
自分によって制御可能と考えるか
神の意志とか天の配剤とか運命とか
自分では規定し得ないものと考えるかが
分かれ道であろう。

そんな感想を持った。