2015年08月11日(火)
鶏頭 [日記]
今日の一句
鶏頭の軍隊海峡を渡る 浮浪雀
ペットホテル業務
朝の散歩含めて1時間半
ワンクリックでダウンロードしたKindle本を読んだ。
この人の書評がcakesで無料公開されていた。
村上春樹の「風の歌を聞け」はおもしろかった。
多少強引な思い入れだが、言語学を学んだ人だけあって
テキストをパズルとして解読する手際は鮮やかだった。
次に「めぞん一刻」の解読だが
これもなかなか読ませる。
高野悦子の「二十歳の原点」の書評は少し読んで
自分に関心がないので、やめた。
岸田秀のものぐさ精神分析の解説は
途中からキャンペーン会員にならないと
先へ進めないので、途中までしか読まなかった。
自分の心情を巧みに入れたかに思える分析もなかなか読ませる。
そういうひとの自伝なので、amazonワンクリックしたのだが、
これが予想外におもしろくなかった。
冒頭、55歳で自分はからっぽであり、自分の人生は負けで失敗だった、とある。ところが、なかなか波瀾万丈で立派な人生であると、私には思えた。
読者のコメントもそのことに多く触れていた。
ブログの触れ込みは、1日1冊の読書を30年続けている、というものである。
アルファブロガーの評価どおりのなかなか読ませる読書評論と
自分の人生に対する低評価、負け組宣言。
これが謎。
ダイアモンド社から出版されているが、
編集者の聞き取りゴーストライターのまとめが
そうなっているんだろうか、とも考えた。
いくつか考えたが、リア充勝ち組宣言をすると
とたんに襲ってくる炎上攻撃にあらかじめ身構えるのが
習い性になっていて、それを自覚した上で自演しているだろうか、というものである。つまりはネットブログ言説の定型なのかもしれない。
この本のトピックスは
沖縄体験
リベラルアーツ(ICU大学院中退)
4人の子持ち
の3つと思うが、その3つとも興味深かった。
それを持ち前の分析で解析してほしかった。
昼間ギルリリ帝国軍をかまって
昼寝。
レポート少し進んだ。
Posted at 04時47分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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