2020年03月13日(金)
春不況 [日記]
今日の一句
春不況コロナ騒ぎと株下落 浮浪雀
5時過ぎ起きる。
てらは。そこそこ。
6時にご飯食べて8時前に出勤
卒業生41名。
昨年の15日も卒業式に出たのだが、すっかり忘れていた。
人が少ないから、「枯れ木も花の賑わい」で出席した。
今回の簡素版は10分ほどで終わった。
いつもは1時間ほどかかる。
司会の教頭先生が「緊急の避難の中止は省略します」と言う。
9年前の大震災の教訓がいまだにこういった集会では生きている。
贈る立場の在校生がいない。
教職員と保護者と主役の卒業生だけの式。
式の初めは卒業生が聖書の一節を読む。
「汝の敵を愛せよ」の箇所。
マタイによる福音書5章44節である。
何度も聞いているが、改めて聞くといい話だ。
「善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや」と似た匂いがする。
次に卒業証書授与になる。
担任が卒業生を一人一人呼名し、
クラス代表が校長からそれを受ける。
通常なら全員が校長から直に証書を受け取るところだ。
この学校では会場前方の雛壇に卒業生全員が座り、
校長は平場の中央に立って証書を渡す。
それを教職員、保護者がぐるりと囲んで見守る。
そういう形式だ。
校長の話。
神様はいつもあなた方と一緒にいます。
これはいつもは「例の精霊を待つ神父」様がされるお話。
理事長のお話。
いつも皆さんのことをお祈りしています。
この学校の母体は女子修道会。
理事長はシスターである。
卒業生の言葉。
これは女子。
型通りの言葉だった。
卒業生より記念品贈呈
ITツールの目録。これは男子。
以上であっさり終わる。いつもの
神父様のお話。
在校生の贈る言葉、合唱。
卒業生の合唱。
この二つがいわばハイライトだったが、省略。
ずっと準備をしてきたこの合唱を指導していた音楽教師がまことに残念といっていた。
あとは記念撮影と会場片付けがある。
出席者の大人はほぼマスクをしていた。
卒業生ではマスクをしていない者が2名ほどいた。
特に違和感はない。
会を始めるときに、司会がこの時期いつも言う注意
「マスクはとりましょう」が当然ながら今回はない。
会場の壁には、卒業を祝うメッセージが貼ってある。
付き合いのあるカトリックの幼稚園などから来ていた。
都知事の挨拶もあった。
「おれみたいな大物がいるから、これがきたんだ!」と卒業生男子が友達に自慢していた。
一年生が描いた卒業生全員の似顔絵が貼ってあった。これは卒業生一人ひとりに渡されるのだろう。
新しい企画で、壁にQRコードが貼ってあり、そこへアクセスすると卒業生へのメッセージを送ることができる。それがすぐにプロジェクターで壁に映る。そういう展示、もあった。
入り口の受付では返金処理をしていた。保護者からの領収印と引き換えに諸経費の返金をしていた。そこにはもちろんアルコールの入ったスプレーが2つ置いてあった。
終了後持ち場のマリア館スタッフルームにもどり作業していたら、二年の教室で会食があると連絡。教室に会議のように丸く机が置いてあった。会議のような配置である。各机に弁当1個800円。カトリックでは会食は大きな意味を持つ。最後の晩餐という絵があるではないか。上座の教壇近く中央に校長が座る。あとは自由席らしい。6-6-6-7の変形正方形で計25名。あっ、これは職員会議の配置じゃないか。私にとっては6年ぶり。なんだか懐かしい。一緒に働いている全員の顔を見ながら食事する。教員全員が参加する職員会議は物事を決めるには効率の悪い会合だが、そこにいるだけで意味のある会なのだ。まったく久しぶりに所属感を味わって心浮き立つものがあった。71のじいさんにしてこれは一つ発見だった。
今回の変更で細かな事務作業が発生した。それを一つ一つ片付けて、あれこれ連絡調整をして結局いつもと同じ頃の退勤となる。
帰宅後轟沈。夜中に起きる。
明日は、今日いきなり頼まれた幼稚園の卒園式出席。
これも例年より人がいない寂しい式になるので出ることにする。
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