ぱーこシティ

2006年07月30日(日)

月下美人 [受験数学]

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秋山仁先生

今日の一句
えらそうにサボテンじゃないか月下美人  浮浪雀

昨日今日と
日本数学教育学会の講習会に参加した。
東京学芸大学でやった。
大学の先生の話を聞いた。

このての学会では
参加者を募るために
有名人を講師に呼ぶ。
どこの業界でもそうだが
インチキ野郎はいるもんだ。

今回は2人有名人がいた。
一人はK塾のタレント講師
テレビにも良く出ているS先生である。
私はテレビはあまり見ないので
知らなかった。
でも新聞でうわさは見た事がある。

プレゼンがすごい。
自分で編集したMACから出力される映像は
ほとんど万博のパビリオンである。
音響もそれらしく完成度は高い。
すべてプログラムされていて
講演というよりは映像ショーである。
ただ肝心の数学的内容は
ほんのサワリだけで
表面をかすっただけの寂しいものだった。
私だけがそうおもっているのではない。
講演が終わってみな会場を出る。
聞くともなしに感想を話し合っている声が聞こえる。
「アンケートに、先生ご自分の見解はどこにあるんですか、
と書いちゃったよ」
「そうよね。音はすごかったけど」
みると30代の数学教師らしきお二人だった。
見る人は見ているのだ。

これまたTVで有名な秋山仁先生。
ヒゲとバンダナの数学者である。
これはホンモノだった。
主張は2つ。

数学が現代生活に役立っている事を
もっとPRしないといけない。
それが生徒のモチベーションを高める。
自作のポスターを10枚ほど展示して説明。
インターネット暗号理論は素数論から来る、とか
腎臓結石の治療には楕円体の曲面が使われている。
GPSは球面立体の理論の応用、
サッカーのコートがハニカム(六角形)になったのは
シュートの見せ場が長くなるからだ、などと
数学的裏付けのあるトリビアを披露してくれた。

もうひとつは、
正四面体の任意の展開図は
2次元しきつめ図形になる。
からはじまり、どのような立体の任意の展開図が
2次元充填図形になるかの証明。
その論文をアメリカの学会誌に投稿。
レフリーから高い評価を得た。
実際にその場で実演してくれた。
エッシャーはもちろんこの理論を
知らずに応用していたことになる。

この先にあるものは
四次元空間の立体の展開図(展開体)は
空間充填立体になるはず、という話。
任意の空間充填立体というのは難しい問題である。
ワクワクする。
そういう学問の最前線の話題を
生徒とともに挑戦するような授業が
できたらいい。

そんな主張だった。

早稲田大学の先生は
有名人ではないが、
電卓の√ だけを使って
log2、三角関数、3乗根、
次々に算出してみせた。
これもなかなか面白い講義だった。

収穫は上記2名で、
残りの2名は速攻で寝てしまった。
もうじじいだからこらえ性がなくなって
仕方がないのか、と思っていたが
つまらない話に体が正直に反応しているだけのことだった。

有意義な2日間だった。

Posted at 09時47分   トラックバック ( 0 )   コメント ( 0 )

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