2014年11月06日(木)
ブロッコリー [日記]
今日の一句
ブロッコリーカレーに入れてなおうまし 浮浪雀
市民大学講座
月の一度の数学三昧
今日は数の階層性
自然数⊂整数⊂有理数⊂実数⊂複素数
記号で書くと
N⊂Z⊂Q⊂R⊂C
となる。
加減乗除によって数の範囲を決めていく。
ところが、無理数、超越数はこの分類上ちと困ることがある。
実数は有理数と無理数を合わせたものなる。
有理数と無理数は共通部分を含まない。
その無理数同士の計算では、その結果が有理数になることがある。
有理数同士の計算は完全に有理数になるので、これは気持ちがいい。
そこで別の分類を試みる。
自然数の足し算の逆演算が引き算で、その結果、負の数を考えて、整数とした。
整数の掛け算の逆演算が割り算で、その結果、分数を加えて、有理数とした。
ところで無理数が現れるのは、係数が有理数の代数方程式の解だから、
この代数方程式の解を持ってきて、ここに代数的数というのを決めると、おさまりがいい。
ここで、πとかeとか、代数的な方程式の答えにならない実数がある。(証明は個別に1873エルミート、1882リンデマン)。
これが超越数で、こいつも収まりがわるい。たとえば、e+πは、代数的数がどうかが不明。そこで、複素数の分類を考えて、周期なる分類上の概念を考える。
「ある複素数が《周期》であるとは、その実部、虚部が、有理数系多項式の不等式で与えられるRn内の領域上での、有理数係数有利関数の絶対収束積分の値を持つことである。」
と決めると、超越数が少し収まりよく分類されるかもしれない。
といった話を聞く。ここの「有理数係数有利関数の絶対収束積分」というところなんか、わけがわかりそうでよくわからないオタク心を刺激してかっこいいよね。
今回も面白かった。
そのあと、メダカの餌と水草と下に敷く砂利を買いにホームセンターまで行った。自転車漕いでほとほと疲れた。
午後が地元買い物、疲れ果てて帰宅。
髪染め麻雀じばにゃんと時間を潰して轟沈
今日の引用
"われは常住日夜共に生存競争裏に立つ悪戦の人である。
ー夏目漱石 「思いだすことなど』"
*漱石大全というのがkindle detaで200円
大全というだけあって、全部入っている。
朝刊の三四郎を見ると、「思い出すことなど」に触れていた。
それでダウンロードしてみた。
これは漱石が修善寺大患のあと東京に戻って病室でかいたエッセー。
「ところが病気をするとだいぶ趣が違ってくる。病気の時には自分が一歩現実の世を離れた気になる。他も自分を一歩社会から遠ざかったように大目に見てくれる。こちらにも一人前働かなくてすむという安心ができ、向こうにも一人前として取り扱うのが気の毒だという遠慮がある」なんてところは前期高齢者退職後の非常勤管理職の立場と似ているところがあって、うなずきながら読んだ。「生存競争に立つ悪戦の人」などという表現は、このブログでもよくしていた。
Posted at 09時12分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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