2021年08月22日(日)
台風 [日記]
今日の一句
台風が小物になって不安定 浮浪雀
目撃にっぽん!
8月は戦争特集が多い。
私と同じ年齢の男の話。満州から帰った父親が廃人同様。
その父親を大変憎んでいた。ただいるだけでは話もせずに役たたずだった。
戦争ボケの一言で済ませられる状態。
ところが過酷な戦場の体験がそうさせた、と思いが及び
父親のことを調べ始める。若い時の父親の写真は
彼の知っている姿とまるで違っていた。優秀な軍人だったという。
父のPTSDを理解せず、彼をそういう姿に追いやったのは自分ではなかったか。
生前の家族の映像がある。観光に行ったときのことである。
子供の彼は父親の喜ぶ姿が見たいために、画面のこちらから話しかけている。
「何が面白かった?お父さん」
「さかな」
「はは、さかなか」
やっとで口を開く父親の姿にナレーションがかぶさる。
ーー父の喜ぶ姿をみたいという気持ちがこの記録を残したーー
私には、戦争ボケの老人を揶揄する口調があきらかに伺えた。
美談にしやがって、と思ったのだ。ボケ老人に対する家族の口調と同じである。
困惑と願い。それらの入り混じった微妙な関わりである。
100分de名著
松本清張は、砂の器で中断し、メディア論に入っている。
リップマンの「世論」堤未果
サイードの「イスラム報道」中島岳志
山本七平「空気の研究」大澤真幸
オーウェルの「一九八四年」高橋源一郎
世論はつくられる。
ステレオタイプの認識で大衆を操作する。
日本人の「空気」による決定の問題点。空気と水
まで、見た。サイトを見ると、結構真面目な製作者の意図が載っていた。
番組だけでなく、ネットのページを見ると2倍美味しい企画である。
今回の内容は中学生の時から常日頃考えていたことなので、大いに意を同じにするとともに、メタ企画の危うさも感じた。なかなか難しい。
今日は4本収録がある。そのためのネタも4作作った。
ぶっつけ本番で2時間ほど作業。今回はいいカメラを使って力が入っていた。
スタッフの先生はmacbookairのプレミアで編集していた。
私の後で9本取ると言ってたから大変である。
2時間ほどかけて帰宅して風呂メシ轟沈。
11時半に起きた。
Posted at 23時33分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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