ぱーこシティ

青春の終わり

今日の一句
パーティの喧騒抜けて外出れば西日落ちゆく枯れ木灘　浮浪雀

結婚式である。
11時半ー１２時半　教会で挙式
１２時半ー１時過ぎ　中庭で軽食パーティ　ライスシャワー　ブーケトス
１時すぎー２時半過ぎ　会場移動（バスで）
２時４０分　結婚報告会（水上ステージ）
３時＝５時４０分　アトラクション乗り継ぎ　園内一周
（チューチュートレイン　芝ぞりすべり　動物パレード　ゴーカート）
５時４０分ー８時１０分　披露パーティ
８時３０分すぎ　バスで撤収　１５分で三崎口
ほぼ１日を使ってのイベントとなった。

これを詳細に記録していきたいが、
忘備録にとどめておく。

横須賀中央　地図見る私の隣にN氏　一緒に会場の教会まで行く　途中時計の電池を変える1620円とられる　協会は米軍基地の入り口の横　三笠教会
参列者が多すぎる　200人は越している　司式は91歳のカンペンハウンド神父　新婦は隣の幼稚園時代にこの神父に結婚式をお願いしていた。　🎵あめのきさき　で始まった式は型通りに進む。神父のおことばは「挨拶をしなさい　おはよう　ありがよう　ごめんなさい　これが相手を尊重することです　幼稚園でも言ってます」　式に参加した私の関係者はY校演劇部８名　Hが妻J子ですと私に紹介　さっそく１時間いくらで頼んだとツッコミが入る　それを笑顔で流す妻J子　冗談との本物とも判断がつかない　後で聞くと11月1日に結婚したそうだ　Hの妻J子は気配りのきく気心美人でパーティのとき食事の接待にその女子力を見せた　デカプリオM相変わらずのハンサムボーイでごぶさたですと挨拶　Hに聞くと彼も（妻が）いるんだという　車で来たのは彼女ができたという朴訥真面目なHシモ　Y高原　１年半ほど前に結婚したエンタティナーK野　この式はいわば彼の感謝のレベンジ戦になるはずだった　世界のD井　新郎新婦ご登場のとき、教会でデカイなーと大声を張り上げて暗黙の顰蹙すれすれのパフォーマンス　演劇部すべての統括元指導員ゾンビタロットN氏　そして私　N氏と私以外は車に同乗してきたようだ。　披露パーティの会場は教会からバスで40分ほどあるテーマパーク、ソレイユの丘　私はバスで移動した　参列者の８割は新婦関係者である　私の自宅から２時間半ほどかかるここは新婦の場所　私たちにとってはアウィ　それは新郎にとってもアウエィではないのか　それとも違うのか　これが私に取ってのこの結婚式のテーマとなった 披露宴パーテイの参列者は126名　その内訳は新郎親戚17　新郎友人14　以上新郎関係者31　新婦親戚33　新婦学生時代友人関係者38　新婦関係者フィリピンより12　新婦関係者長崎より8　新婦地元関係者4　以上新婦関係者95　新郎：新婦＝1：3となる。そして新郎M196cm 新婦M148cm　総合司会セミプロのH、お二人の経歴紹介進行エンターティナーK野　お二人の馴れ初めスペック紹介進行ディカプリオM　と式の進行は新郎側で抑えてある。これは新婦側の配慮なのか　新郎新婦はこの式のためにここ３ヶ月ほどは２時３時まで寝なかったという　それはすべて手作りの企画だからでこれは新婦の人を大切にするという人柄の良さと新郎のやるならとことんやるというオタク心意気の表れであろう　たとえば参列者全員に個別のお手紙カードがありそれに自筆の個別コメントが書いてある　といったものである。これは誰もがやりたがるが、実際やるとなるとかなり大変な作業量だ。私は新郎紹介の時にかっての高校時代の部活恩師として登場　新郎の部活時代のエピソードを紹介することになっていた　それなりにネタも用意した　援軍として　女優カウンセラーケースワーカーM嬢　最強の教員爆弾マッキーに電話待機を依頼した　お二人はもちろん即OKである　しかしこの陣容を見てこの私の仕込みはうまくいかない懸念がある　アウェイにはアウェイの戦い方があると思った　少なくとも援軍二人にはこの状況を説明しておかなければならない　M嬢はうまく対応してくれるはずだ　爆弾マッキーは対応不可能だろう　それが人間爆弾の由来である。すでに20年言い続けている「しっかりやんなよ」の一言もらえればよい　私はすでに戦いの目標を会場参列者でなく新郎一人にしぼっていた　この場ではそれしかない　私のネタもおそらくここでは受けない　しかし新郎にはこの思いは伝えたかった　新郎に恥をかかせてはならない　アウェイでけなげに自分の運命と戦っている息子を応援する父親の心境に私は勝手になっていた　事態の進行はこの参列者の勢力分布どおりに進行した　100人を超える参列者がそれぞれ任意に移動するので、教会の式以降進行はぐだぐだになる。はじめから予定より30分程度遅れて進行した。特に文句の出る雰囲気はない。それは主役２人が終始笑みを絶やさず幸せそうだったからである。新婦はカトリックミッションでそだった人柄の良さそのままで掛け値なしのいい人だと思われた。繊細な野獣新郎Mはニカニカと愛想を振りまき幸せそうだった。それは彼のサービス精神のなせる技なのかそれとも本当に幸せなのか　いやどちらも本当だろう　だがそれを見ている私の胸中におき起こる一抹の黒雲はなんだ？　　正午の教会の結婚式（1122いい夫婦の日）から夕方のパーティまでの時間を参列者にテーマパークで楽しんでもらおうという配慮であろう　実際アトラクションの乗り物券が参列者には配布された（しかもこの券は最後に回収された　それは実際に使った分だけを支払うという新郎新婦の経済状況を表しているのかもしれない　それ以外にそんなことをする必要はないと思われた）　園内一周するチューチュートレインはその後ろにjust marrigeのカンからをぶら下げ、その後をスタッフの女性職員３名が続きさらに世界のD井が走って1,5kほどの道のりをついてきた。24時間テレビのマラソンみたいだった　芝すべり　新婦の好きなアルパカのお祝い　二人揃ってのゴーカート　とこのアトラクション企画はだらだらと進行した　待ち時間の異様に長い披露宴パーティも25分遅れで始まった。　司会Hは開口一番ジョークを一つ披露した　隣の庭に大きな豚がいて迷惑でしょうがないなんとかしてくれないか　といわれた苦情係が確かめに行ってきて言った　お隣に豚なんていませんよ　いたのは隣に奥さん一人だけです　会場は一瞬しーとしてすぐにもとのざわめきに戻った
　私の席では、受けないな　それでいいんだうまくいった　といった会話　受けないジョークを開口一番飛ばしてうけないことを楽しむ　かなり屈折した高度な笑いである。これがY校演劇部のセンスである。Hは相変わらずよくやっている　それ以外はまったくそつのない進行ぶりでその様子とジョークのギャップがまたせつなく笑える　人から顰蹙を買うことによってしか好意を表すことができない　二人の生い立ち紹介もK野は慎重に台本通り新婦にインタビューをしながら丁寧に進めていた　それが長すぎた　新郎紹介になった　K野が新郎にインタビューする速度が尋常じゃなかった　新郎もただちに事情を察してテンポよく軽快に答えている　それは会場の能力を超えている　私が呼ばれて登場　私はすでに仕込みの２人を30分近く待たせている　ネタの大半を飛ばし電話で２人を召喚しiphoneの電話スピーカーから生中継したが、それはうまく機能しなかった。新郎Mにも聞こえたかどうかわからない　リハーサルもなくやったので当然でこれは私の失策となる　私は最低限の役割をこなしただちに撤収　このパタンがその後続く　新婦父親は朗々と民謡を披露　新婦長崎友人はちびまるこちゃんの主題歌でどじょうすくいよろしく派手な土着メークで登場　受ける　さらに長崎地元の大勢での合いの手を会場に依頼　司会進行あせる　新郎新婦馴れ初め紹介　これもディカプリオMが巻き意識してをそつなくこなす　ふたりの遠距離恋愛の時のエピソード　129通の象がすごい　マンガみたいですねとN氏　最後の出し物である新婦側プロのバイオリニスト登場　独演　その後ろで２ヶ月間練習のネタの披露をあきらめたエンターティナーK野を始めとするブルースブラザース４名が独演に花を添えるべくただ揺れていた　司会Hはさすがにみかねて「やりますか」と独演が終わった後ブルースブラザース4名に打診したが4名はもちろんやろうとしなかった　進行に多大の支障をきたすのはあきらかで１時間を超えると追加料金をとられることになっていた　それ以上に遠方から来ているゲストの帰りの予定が狂うかもしれない　私には出方は過激だがその実内心優しい我ら軍団が相手側に大きく譲ったアウェィ試合と思われた　もちろんそれをさとられてはならない　それでいいのか新郎Mよ　私はまだやるせない思いを抱いていた　その新郎Mは相変わらず幸せそうだった　新婦挨拶いつもみなさんに迷惑をかけて支えてもらってきたからそのお返しが少しでもできたらとこの企画をしましたがやっぱりまたみなさんに支えていただく結果となりました　涙ながら語った　新郎挨拶　この３ヶ月夜中２時３時までこの準備を一緒にして　やはりこの人と一緒になって本当によかった　みなさまありがとうございました　という真っ当なものでここにに嘘はない　すると私のわだかまりは私の勝手な思い込みなのか　私は・・・

結局帰りも出口で待っている新郎新婦に挨拶もせずに私はバスに乗り三崎口から一人帰路に着いた　如才ないHは「引出物は新郎Mに言って送らせます」といった。新郎新婦に帰りの挨拶もせずに悪いことをした　だが私の戦いはさらに続くのである。

忘備録時間切れ