ぱーこシティ

落日

今日の一句
薔薇屋敷手入れの苦労は人まかせ　浮浪雀

授業3つ。
久しぶりの好天だが
たまった残務をゆるゆるやるうちに
土曜日の午後は過ぎて行った。
気がつくと職員室はガランとして
人影がない。
5時を少し回ったところで下校する。

雨がしばらく続いたあとの良い天気なので
途中下車して散歩の達人をきめこんだ。
道草はほぼ20年ぶりであろうか。
前の勤務校には道草クラブなる部活動があった。

駅を出たのが6時
駅そばのスーパーで
発泡酒、つまみ、弁当（小）などを買い込み
あとは歩きで30分ほど。
ころあいの広場を見つけて食事
暮れ行く初夏の風を堪能した。
一休みの後
人影少ない広大な武蔵野の森をさらに歩いて
ほろ酔い加減も覚めてきたころ駅までのバスに乗った。
所用２時間、経費バス代まで入れて1000円でおつりが来た。
なかなかコストパフォーマンスの高いレクリエーション。

私は42年前始めて就職した職場での新人歓迎会を思い出した。
受験した大学はすべて落ちて呆然としていると卒業校の担任が
就職を紹介してくれた。
工業高校の実習助手である。
その職場の始めての飲み会は
後楽園の近くの中華料理屋でやった。
今日のような初夏の風薫る五月だった。
飲み会は明るいうちに終わった。
その後は２次会にくりだしたり、
それぞれ帰宅したりしたと思う。
酒に弱い私は動悸が激しく
とてもこのまま帰れない、と思って
どこかで休む事を考えた。

酔った頭と体でふらふらあたりをうろついて
気がつくと六義園の中にいた。
閉園まえで人影もなく五月の風だけが梢を揺らしていた。
私は林の中のベンチに仰向けに横たわり
荒い息を吐きながら樹木の頂に囲まれた夕暮れの空を見上げていた。
やがて園内に閉園時刻を告げる放送が鳴りだした。

その時のことを思い出した。

この飲み会のとき、私はずいぶん恥ずかしい挨拶をした。
言ったあとで自分は一体何を言っているんだ、
とすぐに思ったのでいつまでも覚えていた。
すでに定年を迎えた私であるが、
こと自分に関する限り、なかなか達人の域に達する事ができず
相変わらず恥ずかしい日々をおくっているなあ、と実感しました。

でもまあ、この道草はなかなか精神的にいいので
機会を見つけてまたやってみよう。

今週は連休につき、週の勤務時間24時間でした。

ワイアレス会議システム

今日の一句
故郷は帰省たよりの祭りかな　浮浪雀

さっそく授業3時間
課題チェック。
数学検定申し込みプリント配布。
進路資料整理、と日常業務のあとに
要職関連の出張が続いていました。

私立高校が23校あつまっての会議。
豊島区11校、板橋区7校、練馬区3校、東久留米と清瀬各１校
各校がそれぞれ自分の学校の課題を報告しあう。
生徒数1000人から2000人規模の学校がほとんどで
お互いにそれぞれの課題は似通っている。
私の学校は生徒数がその1/10か1/5で
それだけでも世界が違う。
いつも辺境の警備隊だね。
一生そうなんだね。
そのため私は要職を4件ほど兼務している。
そんな例はどこにもない。
そういうことでも話が合わない。
一応あたりさわりのない報告をしておいた。
私立の先生方はきちんとスーツネクタイで
営業関係の人のようだった。

親睦会少々。

進学重点校

今日の一句
夏野原捨て猫捜して弓子様　浮浪雀

連休最後の日はひょんなことから
過去の写真を2万4千枚程見た。
2001,2002,2003と3年分である。
1年8000枚ほどあるが、これを読み込むのに20分ほどかかる。
猛烈な速さでコマ送りに繰り出す写真を見つめていくと
いろいろ思い出される。brain washingしているようだ。
iphoteに読み込んだ写真をもう一度1回に1画面12枚づつ見て行く。
必要なものを取り出して、macで公開アルバムというのを作ってみた。
まだやり方がよくわからないけど、なんとか出来たはずである。
関係者の方にはサイトのアドレスを見られるようにしました。
そんな事やっていると3時間ほどはすぐたってしまう。

お茶の水に病気見舞金の申請書を取りに行く予定だった。
問い合わせの電話は話し中でついでに映画を見ようとしたが、
その時間が合わなくて、結局お茶の水は行くのをやめて、
新宿で映画をみた。
レッドクリフpart２。
始めてバルト９で見た。
シニア1000円なので気が楽である。
ベタな話をわかり易い演出で描いた大衆娯楽映画の王道。
スペクタクル巨編でよろしかったんじゃないでしょうか。
☆4つ。

赤羽例会は手短に終わる。

恒例

今日の一句
連休の終わりに夏の朝寝かな　浮浪雀

1時過ぎに起きだして5時ころ仮眠
８時過ぎに2度起きして、学コンの残りをやる。
なんとか片付け郵便物の整理。

送られて来た雑誌をぱらぱら見る。
大岡昇平の俘虜記の文体が
「作者の死」と同じ視点で解明できる、
と言いだしたのは私だ。大江健三郎はなにもわかっていない、
というマニアックなエッセーを読んだ。

年金関係の書類を見る。
もう特別年金というのがもらえるはずだが
半減した収入は年金停止には十分な金額で
月額2万円ほどいただけるようである。
ここでもうまいことかわされた感じである。

雨の中、毎年恒例の下高井戸シネマに行く。
今年こそ映画を見まくってやろうと会員になるのだが、
結局1年経ってみると、入会時にくれる招待券を使い切っていない
というはめになるのだった。
シニア料金で見られるからもう会員はやめようかと思ったら
会費もシニアになっていて、招待券3枚ついて2500円だった。
損はないので会員更新させていただきました。

たまたまかかっていた映画はparis
病院の待合室においてある雑誌のような映画。
消極的におもしろくないが積極的につまらなくもない
要するに時間つぶしに見るような☆2.7でした。
少し早く来て、みつばちのささやきを再度見た方がよかったかもしれない。

帰宅後シネマスケープのコメントをみようとしたら
昼下がりの情事、のコメントが書き換えられました、
という連絡があったので、それを読んだ。
同じパリでもこちらの方がよかったかもしれないな。
この有名作品をちゃんと見ていないのに気づいた。

ムートン寝に落ち入りまた夜中に起きた。

地元

今日の一句
こもり日や行くあてもなくこどもの日　浮浪雀

休み2日目は1日引きこもりで過ぎた。
普段はできないサイトめぐりを小1時間ほどして
2月前ほどA氏からいただいたDVDを見た。
世にも怪奇な物語
オムニバスの第2作は
ドッペルゲンガーを扱ったルイ・マル監督の作品
アランドロンとブリジットバルドーのカード勝負は
やはり見応えが合ったが、あとは凡庸な作り。
圧巻はフェリー二、テレンススタンプの第3作
かっては名優だったアル中の妄想といった内容だが
画面がすごい。フェリー二節炸裂！
40分の短編でも手を抜かなかったんだなあ、と思われた。
何度目かに見たのだが，あらためてそう思った。

TVもうだうだ見た。
NHKが意外としっかり作ってあって面白い。
後は学コンをやる。
１題を残してなんとかなりそう。
残りも解決は半分見えているが、
情報をきちんと整理するのが面倒な感じ。

それから昨年のこのブログを読み直して
表題の文字化けなど直していると
またたく間に時間が過ぎる。
でもこの時間は楽しい。

野川公園

今日の一句
春の山もぐらの穴だけ見つけたり　浮浪雀

休みになったので
いつもは出来ない整理関係業務をする。

前の職場を退職するときに入った
医療費見舞金制度の申請をしようと
取っておいた領収書をファイルから取り出した。
3年ほど前のものからある。
それを順番に並べて申請書を書こうと
マニュアルを詳細に読む。

この制度に加入した時、退職金がまだあったので
あまり申込書を細かく見ないで申し込んだ。
なんでも一度入っておけば、今後の医療費はすべて保証される。
そういうつもりで入った。
配偶者も今なら加入できる、と書いてあったので
追加金を払って入った。
ただし適応されるのは55歳からである。

互助組合経営の病院は都内に２つある。
そこだと申請は自動的に行われる。
それ以外の場所で治療を受けた場合、
保険診療の点数を詳細に記録した証明書を受診施設からもらう必要がある。
場所によっては、その書類を書くのに手数料を取られる。
たとえば日大病院では1部4000円必要だった。
眼の入院手術では二桁万円かかったから、
その手数料を支払っても返還金の方が多かった。

今回マニュアルを見直すと
「一ｶ月の総点数（合計）に対し、3割相当額から［2000円と1000円未満の端数額］を控除した金額」
と書いてあった。
どういう意味か良くわからない。

過去の記録を調べて、いろいろ考えてあげく次のような結論に達した。
一ヶ月間に支払った医療費が
3000円から4000円までなら1000円
4000円から5000円までなら2000円
・・・・・・・・
12000円から13000円までなら10000円
見舞金という形で返還される。
ということらしい。

申請の期間は2年前まで、なのでまず3年前のものが、
無効だと判明した。
つぎにひと月3000円未満の場合は対象外と判明。
私が医療にかかったのは、歯医者と花粉症で
いずれも小額であるから、ほとんど対象外と判明
また妻は該当年齢に達していないのでこれも対象外
かなりあった診療領収書がいずれも役に立たないことが判明した。

なんだかインチキにあった気分である。
契約書を良く読まない自分が悪い、と言われればそれまでだが、
不親切な制度だと思う。
もっとも返還金が少ないのは医療に金を使っていないことだから
喜ぶべきことでもある。
また、そのおかげで高額の医療費を使っている方々に
自分のお金が回っている、と考えれば少しは役に立っているわけで
それでもって良しとしよう。

と自分を慰めてみたが、釈然としない気持ちは残る。

次に整理するものがある。
例のトランクルームに入れてある
'80年代の蔵書類。専門書もかなりある。
'80年代は学生もやっていたので、
ゼミの記録やら授業ノートやらいろいろある。
もっともその分野をずっとやっていれば
それなりに貴重な資料だがもはや私にとっては
懐かしさだけの反古同然である。
それでもそれらをぱらぱらめくって
感傷にひたる時間が少しあってもいいではないか。
などと考えているが、せちがらい世間の風のなかではそうもいかない。
毎月の借用料が無視できない。
それで連休中に処分の目処だけでもつけておこうと見に行った。
今年の８月３１日までに明け渡すことにした。
パッケージの大きさ（20×30×40cm）を確認。
数量は50箱程度でそれをもとに業者と交渉するつもりである。

いずれも目処をつけただけで
あとは野川公園を散策、近場に田舎がある感じで
フランス映画のように自然の中にバスケットにワインとパンを持ち込んで
楽しんでいる人があちこちにいた。

帰りは現在新築中の武蔵小金井を探索。
イトーヨーカードーと三浦屋を見て帰宅。
18765歩だった。

home coming day

今日の一句
蝶の道忌野原を飛びめぐるyeah　浮浪雀

今年は担任業務がないので、
会場にずっといることができた。
そのうち卒業生がやってきた。
みな見た目はそれぞれ違っているが
相変わらずだった。

でも進学先で苦戦している報告もあって
少し胸が痛い。
そういうことはもちろん予想していたが
実際に当人から聞くとやはりある種の困惑は生じる。
本人も納得し保護者の方も了承しての決定だから
そのことに迷いはない。
ただ、起こりうる事態について
強く強調しなかった、むしろおさえていたことはある。
自分で決めたのなら、どういうことが起きようと
また自分で立ち向かえるのではないか、というか
自分でなんとかしてほしい、というこちらの願いがある。

できることはすべてやって
なんとかそれぞれの事態を打開してもらいたものだ。

時間通りに日程は進行して
片付けもほぼ予定通り終わる。
反省会から恒例のリーマンへとなだれ込む。
みなさんお疲れでいつもより人数は少なかった。
私はほとんど寝ていて、散開のころに目が覚めた。

帰宅するとインターネットがつながらない。
昨日は復活したと思ったのに。
モデム、ルーター、無線LANとあれこれチェックして
何が悪いかわからなかったが、メモリーにあった以前の設定に
もどしたら復活した。
結果オーライでよしとしよう。

AKIRA

今日の一句
麦秋の風渡る頃昭和の日　浮浪雀

授業3時間打ち合わせ1時間
午後は補習の予定だったが
入り口営業の講座を担当することになった。
有能な同僚の補助を受けて
なんとか業務を遂行した。

それから資料整理に取りかかる。
テスト作問は最小限なんとかひねり出したが
本編は明日になる。

7時１５分撤収。

今週の労働時間は66時間でした。