2010年01月30日(土)
春隣 [日記]
今日の一句
道化師が並んで踊る春隣 浮浪雀
校内実力テスト
試験監督を交代してもらって
要職業務
午後は入学試験の会場準備
普段使っている教室を
受験会場に変える。
規模が小さいので比較的楽である。
その後対策会議
要職連絡が2件
一件は相手の校長先生が捕まらず
時間となったので5時撤収。
+3
今日は句会
時間が間にあわないので
駒込駅からタクシーで行く
7分遅れで間にあった。
兼題は「雪」『節分」冬
1 年の豆十ほど食べぬ厭きにけり 春兎
2 雪かきもこれはこれでもダイエット 庵里
3 富士山麓珈琲飲める淑気かな コアラ子
4 ぼたん雪吸い込まれゆく水面(みなも)かな(2) 泉秋
5 初電話実はで始まる悩み事(0) 浮浪雀
6 手袋をわすれた朝の缶コーヒー(3) 蚕子
7 鬼の面小脇に豆煎り出番待つ 白木蓮
8 冷蔵庫に並め雪うさぎ眼はグミぞ コアラ子
9 床の間の十の手毬の大中小(3) 閑居
10 雪載せて第一津軽到着す(12) 維寂
11 子らの声窓の奥より豆を撒く 庵里
12 美男子のソムリエ侍(はべ)る女正月(めしょうがつ)(0) 春兎
13 注連(しめ)飾る隣の老婆に客なくて(2) 格
14 鬼嫁が豆撒く先は義母の庭(4) 蚕子
15 大雪を融かして黒き運河かな(7) 閑居
16 一年の計はかなくも祝ひ酒 維寂
17 雪道を僧一人かえる長き塀(5) 格
18 豆撒かれさもうれしげな祖父の鬼(5) 泉秋
19 天井の白く抜けたり雪の朝(2) 浮浪雀
20 節分に梅も微笑み紅梅苑(3) 鉄
21 塗椀の内の朱の色雪の霏々(ひひ)(3) 春兎
22 炒豆の思はぬ熱さ鬼は外(10) 閑居
23 雪掻きをはじめる前の深呼吸(5) 蚕子
24 年一度賀状に想う心の娘(こ) 鉄
25 雪の花絡めた君の指に咲く 白木蓮
26 集合住宅深夜の廊下年の豆(4) コアラ子
27 鳩に豆犬に塗り壁猫に恋(2) 浮浪弱
28 門礼者振る舞い酒に腰おろす(5) 庵里
29 節分や鬼も女も来ぬ独り居 格
30 年新たにほひたつなり水仙花(1) 白木蓮
31 真夜中のガラスほのかに雪明かり(2) 鉄
32 成田屋!の掛け声降るや初芝居(1) 泉秋
33 豆撒や団地燈ともす窓多し(1) 維寂
当日の席題は読み込みで「観覧車」「道」
湾岸で初富士望む観覧車 浮浪雀
春先にきらりと輝き残り雪 鉄
サクサクとときしむ足音の雪の道 鉄
冬枯れやカラカラ回る観覧車 泉秋
かじかんだ手を母とつないで帰り道 泉秋
道化師が並んで踊る春隣(9) 浮浪雀
冬の蝶ふと近寄るや観覧車(1) 庵里
春一番ふたりを結ぶ観覧車 庵里
シースルーの観覧車の雪の東京 蚕子
脇道に二人でそれた17の春 蚕子
観覧車もういない人と雪を見た 格
雪解けの道に立つ美しい人 格
蛇穴を出づ目指したる道成寺(-1) 春兎
海風や回らぬ冬の観覧車(4) 維寂
春の夜の道ふみはずすひとばかり 閑居
観覧車冷たき頬を寄せにけり(3) 春兎
土筆の穂ほほけし朝の峠道(0) 維寂
二人だけゆっくりまわれ観覧車 春兎
枯野原真只中の観覧車(1) 春兎
観覧車より冬田の人を見てをりぬ(1) 閑居
道はよし牡蠣の天婦羅早く来い(-1) 鉄
日脚伸ぶ街道沿いのラーメン屋(11) 春兎
1.雪載せて第一津軽到着す 維寂 12点(天天人人)
2.日脚伸ぶ街道沿いのラーメン屋 春兎 11点(天地地)
3.炒豆の思はぬ熱さ鬼は外 閑居 10点(天地人人)
次点 道化師が並んで踊る春隣 浮浪雀 9点(天地人)
というわけで私、次点句いただきました。
解題:席題は「道」
とくればフェリー二の道がすぐ浮かぶ。
ザンパノが号泣した道春隣 とかすぐに浮かんだが
これでは面白くない。
iphoneで道を検索すると、
道化師と出て来た。
それじゃ、81/2のラストでしょう。
とういうわけで
脳内ニーノロータ哀愁のメロディに乗せて
道化師が二人で踊る春隣 と出て来ましたが
二人だと向かい合ってくるくる踊る感じもあるので
ちと違う。
並んで、きまりでしょう。
そんな感じでした。ちゃんちゃん。
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