ぱーこシティ

斎場

今日の一句
夏みかんやたら分厚い面の皮　浮浪雀

町家斎場
父も母も叔父もここで燃やした。

時間通りについた。
晩年の４年間は病院で介護を受けていたから
葬式に集まるのは親戚縁者に限られている。

最近は初七日も一緒にやってしまう。
焼香を２度した。
参列者は20名ほど。

私の友人は喪主である．
彼は末っ子だが、兄も姉も家を出ていたので，
最後までともに暮らした彼が喪主になった。

お経を上げながらの２度のお焼香は40分ほどで終わり
最後のお別れ。
お棺の中に花を入れる。

あるほどの菊投げ入れよ官の中

大正４年に生まれ、横浜育ちの仏は
ハイカラな幼少年期をすごし、浅草に転居
江戸っ子の気っぷの良さ、そして長く文京区に住んで
女手一つで３人の子供を育て上げる。

遺影は私のなじんだ顔だったが
実物の仏は鼻筋の通った大変きれいな顔立ちで驚いた．

この斎場はそのまま焼き場でもあるので、
代車に乗せて焼却炉に入れる。

骨となるまで２階の待合室で待つ．
友人は私の席へ来てそこにいた親戚を紹介し
なんだか趣味の話になった。
同席した方はもと中学教師でカメラマニア
3000台も家に所有しているという．
その日もFIJJIの立体カメラを持参、
友人とカメラの薀蓄話を講じていた。
そのお母様が御年90歳、
まったく変わり者で、、
といいながら私にビールを勧める。

やがて呼ばれて、骨を骨壺に入れる段取りになる．
二人で箸を持って骨を運ぶ．
私が最後に一人残る。
喪主の友人と二人で母親の骨を入れた．

会食は気合いの入ったホテルニューオオタニの料理。
完食して撤収。所用３時間と少し。

たらふく食べて酔い覚ましに新宿で映画
超高速！参勤交代　★４つ
松竹伝統の人情ドラマ痛快時代劇
定番の進行に安定感がある
役者がそれぞれはまり役で
深田恭子もよかったです。

雨雲の到来を気にしつつ例会。

ネットより
“そもそも、かつての日本育英会の「奨学金」は無利息だった。
1984年、アメリカ型の「小さな政府」を目指した中曽根康弘自民党政権が日本育英会法を改正。

政府や金融機関から融資を受けた有利息の枠がつくられ拡大していった。
2000年代には日本育英会から日本学生支援機構への組織改編が行われ、奨学金制度を「金融事業」と位置付けるようになった。
98年から13年度の15年間に有利息の貸与人員は約9.3倍に膨らんだ。

日本学生支援機構の会計資料によれば、10年度の利息収入は232億円、11年度275億円、12年度318億円。
延滞金収入は10年度37億円、11年度41億円、12年度43億円と増加傾向にあり、利息と延滞金の合算で年間360億円の収入となっている。
その一部は政府や民間金融機関への返済に充てられるが、それでも、12年度の総利益は39億円に上るのだ。

つまり、機構に融資をする政府や金融機関、債権回収をするサービサー、訴訟を担当する弁護士事務所が、生活費にも困窮する若者たちを食い物にし、奨学金制度が「貧困ビジネス」と化しているのだ。

同書では、消費者金融・武富士の違法な取り立てなどを告発したジャーナリスト・三宅勝久氏も次のように憤る。
「やはり最大の問題は延滞金です。『教育の機会均等に寄与する』(略)とか、もっともらしいことを言いながら、その欺瞞がよくわかるのが延滞金です。1円もまけません。何十万円であろうが100万円以上であろうが一括で返済しろ(と迫る)。あの武富士でもやらなかった頑なさです」

日本が手本としたアメリカでは、奨学金機構を民営化した民間学生ローン「サリーメイ」が利潤追求に走り、多くの返済困難者を生み出して社会問題になったが、日本でも同様の悲惨な光景が広がっているのだ。”

１億総中流から格差社会と言われるようにいなって久しい．
日常生活の暮らしは明らかに機能的にレベルアップしている。
その分、面倒は増えるわな。文明とはえてしてそういうものらしい。