2016年06月30日(木)
カタバミ [日記]
今日の一句
カタバミや府中の公園人わずか 浮浪雀
採点チェック
まだまだミスはありそうだが、とりあえず必要最小限の業務をこなす。
開式の15分前についたが、100人ほど入る会場はすでに満席で
外に3列で並ぶ事になった。会場の外には300人ほど参列しただろうか。
私が参列した葬式では一番規模が大きいようだ。
焼香箇所が七つも用意されている。
読経の導師は真言宗だと言う。
参列者は横一列に並んで焼香することになる。
済んだらそのまま左手に進み、式場を出て
引換券を手に香典返しの袋を受け取り、いったん外へ出て
別棟のお清め場所へ案内される。ベルトコンベアシステムである。
お清め場所は80人程度の会場で、定番のビール日本酒ウィスキーにソフトドリンク
寿司に煮物に冷えた天ぷらが2列のテーブルに用意されている。
私は注がれるままにビールをコップ3杯飲み干し、寿司天ぷら煮物と
必要分取ってそそくさと腹に収め、あたりの会話を少し聞いて退出した。
先生おわかりですか。*中学のPTAの役員だったSです。
ああ、こんなところで。まだ若かったですね。
元役員のPTAおばさんは煮物をターゲットにそつなく手元のさらに盛っている。
このまま帰ろうとすると、(ぱーこ)先生、あちらにW先生とF先生がおられます。
と声をかけられた。この方は焼香前にも、めざとく私を見つけて声をかけてくれた。
Jです。K先生はお越しになるでしょうか。献花にお名前があります。
教授にしては腰の軽いお方だ。営業モードである。
例によって、私は相手が誰だかわからない。ただお名前だけは知っている。
事務局業務で案内メールを何度も送ったからである。
そういわれてはこのまま帰るわけにはいかない。
式場出口あたりでたむろしているグループをいくつか見たが、
私が存じ上げている方は見当たらなかった。
みな黒服で同じに見える。お名前の上がったうちの1名が私にこの葬儀を知らせてくれた。
さすがにその人は見ればわかるが、見つけられなかった。
それでそのまま帰ることにした。
くれなずむ府中市民公園をほろ酔いでバス停まで歩いた。
私は現職中はなんとか生き延びて、付き合いがなくなったころに退出したいものだ。
生者は死者に患わされるべからず、との思いは常にある。
Posted at 20時41分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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