ぱーこシティ

介護ホテル

今日の一句
薄日背中に浴びて帰り行く街角　浮浪雀

簿記少々。なかなか分かってきたが
例によって時間が足りなくなってきた。
映画も見ずにやるか。

今日は隙間テープで冷たい風をふさいだり、
昭和の家はともかく寒い。
内装も明るくしたいところだが、とても予算がない。
ベッドに補助枠を付けたり、ガス台を入れたり
生活の場にするためにあれこれ手を入れた。

午後は不足品を買いに行った。
QB床屋。髪染め。

明日は地元のケア・マネージャーが来ることになっている。
大宮の姉も説明に来る。
私はゾンビ業務なのでその対応は任せてある。
妻は自分の家族のことなので、迷惑かけてすまんね、というスタンスだが、
私としては出来るだけのことはするつもりである。
といっても自分の事は自分の事でやるんだが。

ペットホテル業務は時間的拘束感があり、けっこう大変だと思ったりするが、
これがないとペットロスがやってくる。
お膝だっこの時、ラジオを付けて聞いていた。
伊集院光の番組もなかなか面白かったが、
NHKでやっていた作家のインタビューも面白かった。

偶然聞いたので、始めは誰だか分からない。
高校に入るまで、居場所がなくて暗く過ごした。
家もダメ学校もダメ、それで本ばかり読んで小説を書いていた。
ところが高校で友だちが出来ると、人付き合いが出来るようになり
小説がかけなくなった。1行もかけない。小説を書く満足感、充実感は
他の何物にも代えがたいので、残念だった。
とそんな調子である。
高校の入学式の時、代表で原稿を読んだ。その時、担当の先生が田村さやか、という。友だちはちがうだろ、村田だろ、と小声で言ってくれた。本番の時もやはり間違えた。そしたらクラスの何人かがやはり、村田だろ、と突っ込んでいる。高校時代は幸せだった。
ここまで聞いてもまだ分からなかったが、コンビニ人間を書いた人だった。
ラジオだから、話題の人をやるわけだ。
このインタビューがなかなか面白かった。彼女は、山田詠美の小説に言葉の味わいをとても感じて、ああいう言葉が使えるのはすごい！と言う。
そこでネットで山田詠美のインタビューなどを読んだりすると、これが、また面白い。
昨日も偶然付けたら、あちこち住居を移り住んでいるという作家のインタビューだった。スティル・ライフで芥川賞を取った人。その作品は知っていたが読んでない。さっそく調べると、私より年上で芥川賞の選考委員もやっていた大物だった。でも、ラジオの話し方は、いかにもインテリゲンチャみたいで嫌いだった。あ、結構自分って好き嫌いはっきりしているんだと思った。
なんてことも、ペットホテル業務で覚えた習慣から来ている。