ぱーこシティ

ついに解体

今日の一句
冷酒をあおり妖刀振り回し　浮浪雀

今日も早起き
ＴＶ見て
npo業務

しようと思って別邸行って
結局'60年代の和製ポップスを聞いてしまった。
弘田三枝子とか坂本九とか。
LPだからね。

それからNPO
例によって怒濤のスクールソーシャルワーカーの口撃
世の中には2種類の人間がいる。
気を遣うべき人間と
使わなくていい人間。
彼女は気を使わなくていい人間の範疇だったが、
最近は気を遣うべき人になっている。
ま、仕方が無い。

1時間ほど足止めを食ってしまったので、
予定を変えて銀行へ公共料金の引き落とし申請に行く。
玄関から入るとATMがずらり並んでいる部屋だった。
案内板を見ると上の階が受付と書いてある。
エレベーターで上の階へ行くと、受付のあるロビーだった。
ただちに銀行の制服をきたおばさんが飛んできて、どんなご用でしょうか。
書類を見せると、下でやっています、
と慇懃に指示される。
「大変申し訳ないのですが、、」と言っているが眼が
（案内よく見ろよ、じいさん）と言っている。
（あんたもばあさんだろーが、）と眼からビーム。
口では「ご親切にありがとうございました」と言って、下にエレベーターで降りる。
下はATMしかなかったはずだが。
（行き方が違っていたんだろう、ATMの並んでいる部屋のどこかに受付があるんだろう）と思ってエレベーターに乗る。ドアが開くと、そこは待合室になっていた。
？？？？？
えっ、ATMがズラリ並んでいる部屋はどこへ消えたのだ？
ツィンピークスの世界に入り込んだみたいだった。

ここでももめて、3人目の行員で始めて所定の目的を達成できた。
用紙は2回書き直し、印鑑は2回押し直した。
電話では、押印箇所を空欄にしたまま用紙を提出すればなんとかなる、という返事だったが結局印鑑が違う、といわれてまた始めから書き直して、なんとか受け取ってもらえた。
ところで最後の銀行嬢が好みだった。
「このストレス対処法というのは、ストレスを退治するみたいなことですか？」
と手続きが終わったところで話しかけてきた。
「ええ、この手続きがストレスで・・・」
受けねらいで返事すると、これが逆効果だった。
銀行員は営業スマイルと他人行儀な言葉使いにスッと戻って
「ありがとうございました」と会話を中断した。
営業スマイルでも好みだわ。左手の薬指にリングがはまっているので人妻である。
私もそそくさと後ずさりして撤収した。
「ありがとうございました。お気をつけてお帰りください」
（転ぶなよ、迷惑だから）
との声を後に次は法務局だ。

途中で「みみずくは黄昏に飛びたつ」を買った。

法務局では、結局書き直してもう一度来ることになった。
相手が提出書類のどこを見るか、確認するのが目的の一つだ。
形式論理の整合性があっていればいい、そうは思っていた。
その通りだった。
定款の字句通りの解釈で、その文言通りを証明する書類がないと受け取らない。
流して読んでいた定款の記載事項を示す書類がたりなかった。
さらに読み込んでいくと、そもそも定款がおかしかった。
有効期限が異様に短いのだった。
これは間違いじゃないですか、確認してください。
と言っているが、（訂正して理屈の通るヤツを作文して持ってこい）とこれまた眼が語っていた。
今日はやけに眼がものを言う。
わかりました、といってこれまたそそくさと引き返した。

法務局のすぐそばの昭和の喫茶店に入る。
それも昭和30年代だ。ブレンドコーヒー400円。
ビニールシートの四角い椅子。おばさんが一人でやっている。
カウンターの男性客は工事現場の男で病院の待合時間はなんであんなに長いんだ、と愚痴を聞かせていた。

冷静に定款を読んでみると、2年前にしなくてはならない申請があったことになる。
今回の申請を言われたとおりしたとしても、そこに気づかれたらアウトだ。
文面通りの解釈でしかも整合性がうまくつくような作文ができるだろうか。
またやっかいな課題が出てきた。今のところやり方がすぐに浮かばない。
まあいいや、と店を出てバス停までいったところで手に傘を持っていないことに気がついた。どこかで忘れたのだ。
すぐに法務局の傘立てだと思い出し、気持ちのねじれを無理矢理ひねり戻しまた法務局へかなり歩いて戻った。

一旦 NPOに戻り通帳、印鑑を元の場所に戻して、必要な書類のファイルをバッグに詰めて撤収。

一旦自宅に戻って、それらの書類をぶん投げて、着替えて地元の太極拳に行った。
初心者コース無料の会がある。地区の集会場でやる。雨模様も気にはなったがまだ降理始めていないので、自転車で行った。
開始時間15分前に行ったのに、鍵が閉まって灯りも消えていた。
となりの公園に自転車を止めて、iphoneで電話、留守電なので、メッセージを入れる。そしてもう一度見ると、鍵が開いていた。行き違いだ。
時間までに来た初心者は私一人だった。いずれも年配の方ばかりで男子1人、女性4人も会の人がいた。今日は自主練です。先生は来ません。といって練習が始まった。
1時間15分やって終了した。
もし興味があるなら、地元でやっているグループがいくつかあるから参加してみてください、入会金1000円、月会費2500円です。と言ってパンフレットをくれた。
外へ出ると雨が降り出していた。
これは激しくなる前に帰らなくては、と自転車を出そうとして、
鍵がない。
カバンのサブポケットに入れたはずだが・・・
あれこれ探るが出てこない。
そのうち雨がどんどん激しくなってきた。

仕方なく練習場まで戻って、鍵がないんです、と言う。
まだ残っていた会の人達がもう一度会場の灯りをつけ、あちこち捜してくれるがない。
明るい室内でカバンを全部ぶちまけて探すが、ない。
途方に暮れていると、
ここはいつもは鍵がかかったままだから、自転車をおいていって、合い鍵を持ってきても出せない。だから会場の鍵を持っている管理人の家を教えるので付いてきてくだい。
と言われる、親切なことである。
そこでついていくと、後ろからありました！と声がした。
会場の玄関のところにありました、と言って渡された。
確かに見当たらなかった自転車の鍵である。
さんざん捜している間に雨は小降りになっていた。

まったく途方に暮れることばかりだった。