2006年10月15日(日)
秋の夜 [日記]
今日の一句
秋の夜屋外プールに忘れ物 浮浪雀
例のごとく休日業務のベクトルをやっつけて
午後は14年通った前の職場に行った。
まだ1年半しかたっていないので、
大きく変わったところはない。
最近は不審者対策とかで
入るのが大変かと思ったが
何のおとがめもなく
2階ラウンジへ行く事ができた。
日曜日は生涯学習講座
社会人の方々が何人かいた。
Sさんとのセッションは
1年半ぶりだった。
以前は生物室でやっていた。
私はもう職員でないから
そこは使えない。
今日の課題は少女マンガが7冊。
読むというよりはともかくページをめくって
印象に残ったものをたよりに
Sさんの用意したノートに
Sさんの感想と私のコメントを記入する。
ページをめくっている間にも
Sさんは話をするので、
目と耳と両方に注意を向けなくていはいけない。
それはなかなかきつい。
そんなことをもう10年もやってきたのだ。
Sさんは相変わらずだったが
私は目を悪くしたので
文庫版のマンガの小さなネームを読むのは
つらかった。
休みなく3時間近くたったころ
見回りの先生がやってきた。
「5時までですから」と
やんわりと言われる。
この学校の開設要員だったK先生だった。
私が「ご無沙汰しています」というと
K先生は大して驚きもせず、
まるで当然の事のように
「あ、先生(でしたか)ならいいですよ。
事務にも言っておきますよ」と言って
立ち去った。
しばらくして、事務の窓口で
「ラウンジはまだ使っていて
明かりがついているけど
あとで消します」と伝えているのが聞こえた。
最後のコメントを書いて
学校を出る。
もう正面の扉は閉まっているから
脇の小さな片開きのドアから出る。
以前なら私は中にいて、Sさんを見送って
誰もいない校内を生物室に戻ったものだった。
今日はそのまま外へ出た。
Sさんはバスに乗った。
私は地下鉄の駅へ向かう。
ぐったり疲れたが
確かに一仕事した感じはした。
帰宅後とぎれとぎれに寝て
草木も眠る丑三つ時の記入となった。
Posted at 08時06分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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