2010年10月10日(日)
虫合(むしあわせ) [高校演劇]
今日の一句
虫合くびきりろうはどこにいる 浮浪雀
やっと休みの日が来た。
難題関係は待機中の連絡待ちだが
ともかく「すぐそこにある」事態ではない。
高校演劇地区大会会場に行く。
キャパ200ほどのいい感じの小ホールで
高校演劇はこの程度の市民会館がいちばんよく似合う。
音響ブースは客席最後尾の中央で
ミキサーも入力8つのせこいやつ
あと家庭用のCD、MDプレイヤーが1台づつ。
いまはノートパソコン持ち込むんだろうが
この程度の設備で十分です.
よく見えるし、臨場感ある効果音を入れる事ができる。
久しぶりに(2年ぶりか?)高校演劇を見たが、
高校生の空気感がまあよかった。
生徒脚本でスジを追えば5分で終わる。
それを7人の役者が演じる.
ドラマが少ない分、役者を見せる芝居なら面白くなるのに、
と思った.
途中で、脈絡なく
男「死にたーい」
女「死にたーい」
と叫ぶところがあって、
お、いいぞいいぞ、と思ったが
すぐにたるい日常描写に戻ってしまって残念。
もうひとつはローテーションというロールプレイで
劇中で役を入れ替える、それが事態の解決を生む、というアイデア。
入れ替えを一回しかしなかったが、
これスピーディに全キャストでやって
最後にドカンと決着つければ、まじ超受けたんじゃね、
と思いました.
後は観客で、高校演劇は同じ立場の高校生が見ているから面白い。
こまかなくすぐりやギャグにもよく反応してくれる。
それが役者にすぐに反映して演技が変わる.
この至福な相補性が見られるのが高校演劇の特徴で
いささかの郷愁と羨望の感情を禁じ得ない.
Y校の芝居のいくつかを思い出し
あれは面白かったなー、と感傷。
Posted at 10時05分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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