ぱーこシティ

大気の状態不安定

今日の一句
でて欲しいパラリンピックに案山子走　浮浪雀

採点業務
最後のまとめ。

行政法が終わって商法に入る。
商人とは商行為を業とするものである。
商行為とは商人が業としておこなうものをいう。
では、業とはなにか。

法律談義は相変わらず面白い。
今は発達障害という用語が一般化したようだが、
発展途上国というのがあるなら、
障害途上国というのもあっていいな。
日本はいまや障害途上国である。
その障害とは少子高齢化である。
そのうち、少子高齢化で本当に良かった、なんて声を聞くようになる。
ゴーーーーン
祇園精舎の鐘の声

受験日2ヶ月前にして、いまだテキスト全編終わらず。
大丈夫なの、まったく。
何してもいいけど、お金が減らなければいいな。
そこかよ。

でまったく収入のめどが立たないNPO業務
この業務に関わって1年半ほどになる。
始めは少しは出来ると思っていたカウンセリングで
少しは収入を得たい、という下心はあった。
会計を担当したら、複式簿記とか、貸借対照表とか損益計算書とか
さらには届け出、申請、登記なんて謎の用語がいっぱいでてきた。
商業簿記の講座は日程がわなくてまだでていない。
そのうち都立高校の公開講座にでるつもり。
縁のある久留米総合高校でやっている。

そもそもNPO法人とは何か？という疑問が生じる。
それはNPO法、正確には特定非営利活動促進法(平成10年）に書いてある。
では、この法律はどんな位置づけでどんな働きをしているのか。
そのことがまったくわからない。
それで法律関係の勉強をすることになった。
行政書士がこのクラスでは一番下の奴隷職である。
この上が司法書士、弁護士と続く。
会計では、税理士、公認会計士となる。
医療関係では、
精神保健福祉士＜看護師＜医師、て感じかな。

でもまあ、法律は法律。
このNPO法は会社法を元にしていることがわかった。
会社法は商法の一部分で、商法は民法の特別法である。
民法が規定している債権行為の主体は自然人である。
一歩、商法が規定している商行為は主体が商人ということになる。
その民法より根本的なものが憲法である。
たとえば、
第二十九条　財産権は、これを侵してはならない。
２　財産権の内容は、公共の福祉に適合するやうに法律でこれを定める。
３　私有財産は、正当な補償の下に、これを公共のために用ひることができる。
とあるが、この現実的具体的な展開が、民法の物権である。
この私有財産制を宣言している第二十九条は、
憲法の第三章　国民の権利及び義務の中にある。この章は全部で30章あり、
憲法全体の章立てから見ると、ほぼ3割りにあたる。

ようするに入れ子構造、集合でいう包含の関係なのだ。

とそんな事をしていくうちに、少しもうけてやろうなんてもんではないことが判明した。

これは私の人生の決まりパターンだ。

教員経験の最後の私立学校でも
始めは「私立だから定年はないんだ」とか言われて移ったが
定年はしっかりあって、定年後の再任用では、業務内容は定年前と同じで、
というかそれ以上で、しかも給料6割時間1.5倍という地獄の晩年がまっていた。
これが仮定年。
65歳の本定年後は名前がシニマネなるゾンビ業務がまっていた。
これもまったく自分の予想外で「この仕事は子ども相手だし、学校でないから保護者対応もそれほど大変ではないですよ」といわれて2年半。40.50kgを肩車して、あざが出来るほどぶたれ蹴られて仕返しも出来ない業務が待っていた。もっともこれは自分から進んで行っているので文句はない。

要するに、うまい話がやってきてしめしめとそれに乗ると
いつの間にかその話にどっぷりと浸かってしまい、底辺あさって奴隷業務、
ということになる。

その意味では一貫しているわけだ。

NPO関係では、その考えはさらに先鋭化して
持ち出し上等、ばらまき必至などと思考が自走進化してきた。
NPO関係経費を私費で支払うのはもちろんのこと
利用者から利用料金をとらないで、被講座料金を設定して
講座にでた人は一回500円もらえます、なんて企画を考えた。
年金全額受領者のこの私がである。
つまり経費は年金から出る。システムの金がシステムの中を流れていくわけだ。
私はその流れ方をかえているだけ。

いま展開している不登校支援も
始めはまったくそんなこと考えていなかった。
NPOの経費がかさむので助成金をもらおうと応募して
作文してプレゼンして採用になった。

その流れで行政の担当者と会うことになり、
そちらの提案で補助金用途もきまった。
このできあがった話を私がうまくまとめて結果をださなくてはならない。

まあ、そんな業務が土曜日にある、というわけだ。
時間労力使って一銭にもならず（むしろ経費持ちだし）
自分が賛同してもいない（むしろ反感さえ持っている）業務に従事、
そのことにねじくれた自尊心を感じたいという宿痾のあり方、
まったく変わらないね

オマエ、ゾンビになりたいのか

轟沈