ぱーこシティ

テラスハウス感

今日の一句
あまりにも早い梅雨明け平成末　浮浪雀

今日は一日巡業公演
まあ定時制高校へ行って
構成的エンカウンターグループをするという仕事。
この仕事をする私に葛藤がある。

自分がやるこの仕事に
納得していない自分と
それでもうまく勤め終えたい自分。

一応外部から「専門家」の先生を招いて
ありがたい授業をしていただく、という形をとっている。
そう思っているのは教職員の一部で
変なおっさん（じいさん）から
変なことをやらされて疲れました、
と思う生徒もいる。

そういう自分でいいのか、というスケベ心が自分にある。
それを認めるのがつらい。
なんだ結局いつもの（ということは一生モノの）自尊心の問題なのか。

出勤途中の電車の中で訃報メールを受け取る。
火曜日に一緒にこの仕事した方のご主人が亡くなった。
通夜告別式の日程も教えてくれた。
ご本人は内々の家族葬をご希望とのこと。
私としても弔意を表したいが、ここにいくつかの選択がある。
いくつかのポイントを確認して
どうするかもう少し自分の気持ちの様子を見る。

いろんなことが自分の判断に任されている。
それは気持ちの問題としても面倒な事態である。

さてこの講師業務を「巡業公演」と呼んでいるのは、
単身出張して慣れない場所であまり望まれていない人たちを相手に
それなりの成果を得なくてはならない、という性格だからである。
慣れない場所へ単身出張する、というのが「巡業」で
集団相手に自分の指示で何かをやってもらう、その「指示」を示すところが
「公演」と呼びたくなるところである。

今日の「公演｝地に行くのはこれで4度目。
2015年に1回、2017年に3回、
「見知らぬ土地」感はほとんどない。
上演回数で言うと、2015年に一回、
2016年は毎回３上演なので、９回やった。
だから今回は11〜13回目の上演となる。

慣れているはずの場所だ。
だけど相手の様子がけっこう違っている。
知っている場所だけに油断するとあぶない。

それでも過去10公演なんとか好評でこなした。
そのまとめをして公演先に送る。
これはしなくていけない仕事ではない。
このぱーこシティを毎日記録しているのと同じで
勝手に自分でそう決めてやっていることだ。
はやりの言葉で言えば、裁量的業務である。
いちおうまとめ作業のフォーマットは自然と出来ているので
そこにデータを流し込んでいけば８割は完成する。

しかしこれがルーティンワークに終わらないのは
そこに始めに描いた自尊心の葛藤を刺激する事態がおこるからだ。
と大げさに事態などと呼んでいるが、
それは教職員の態度だったり、生徒の感想コメントだったりする。

終わってから地の利を生かして映画でも見ておこうかと思ったが
とてもそういう気分ではなく、直帰。
フロメシネルの轟沈と相成った。

毎日義務の記録を翌日の朝（の今）書くことになった。