2018年07月26日(木)
涼しい [日記]
今日の一句
32度で涼しい夏があります 浮浪雀
知人のtwitter情報で
FARGOの第3部が見られるらしい。
netflix,amazon primeをさがすと
ありました。
見た人の感想を読むと
シリーズの1、2より評判が悪い。
話が散漫だというのだ。
私は写し方(スタイリッシュな画面)
どこかおかしいミネソタの人物描写
へんてこなセリフ
などでかなり楽しめるので星4つ。
さすがコーエン兄弟製作総指揮である。
ユアン・マクレガーも役者魂を見せているし。
今日は2、3日前から比べるとずいぶんと涼しいけど
三鷹市の広報誌を配っていると、やはり汗だくになった。
それからわけあり原稿を書いて、
またFARGOを見た。
やはり面白かった。
今日は夏の終わりに予定されている
LINE相談の説明会。
事前の情報と大分違って
この業界にも政治的な動きがあるようだ。
大体行政から金をもらってやる企画は
動機の点で問題が多い。
利権がらみで欲の皮のつぱったひとが企画する。
そのくせ大義名分は福祉関係のスローガンが多い。
だから余り近づきたくないんだと今更ながらに思う。
それでも確かにこういう企画が役に立つ場合もあるので、
私の狭い了見でぶつぶついっても始まらない。
説明会は渋谷。
二時間弱で終わった。
始めのK氏情報では、
カウンセラー10名の内
5名は臨床心理士、残りが我が教員上がり相談屋5名でチームを組み
そのどちらに力量があるか査定される性格の企画らしい。
東京都が高校生の夏休みの終わりの自殺・いじめを初めとする不適応に
LINE相談をぶつけて効果の程を見たい、ということらしい。
その業務をITソリューションの大手に業務委託した。
ここでは、そのLINE相談システムを構築し
マンパワーのカウンセラーを民間の心理カウンセラー協会(仮名)に委託した。
つまり孫請けですね。
この組織は2011の大震災の時、現地にボランティアカウンセラーとして入り
行政の覚えめでたく(多分説明してくれた理事が政治的にやり手カウンセラー)
今年3月の厚生労働省の自殺予防LINE相談も受注した。
一方、生徒相手のLINE相談はシステム構築は先ほどの大手ITソルーション会社が受けて
その人的配置は京都大学相談室が主に主導して
長野県でLINE相談を行い、書籍化した。
電話では年間250しか相談数がなかったのに、
LINE相談はわずか二週間で500もの相談があった。
これは有効な方法ではないか。
若い人はネットは使うが電話はしない。
この長野県の報告がきっかけとなって
文部科学省が各地方自治体へ劇をとばした。
LINE相談は有効らしいので導入するように。
東京都はさっそくこのシステムをマネをして
(というか同じITソリューション会社が受注して)
夏休みの終わり二週間にやることになった。
このマンパワーは、長野の流れをくめば、当然東京の臨床心理士会が受けるはずだ。
私が始めにこの話を聞いたときは半数は臨床心理士、半数はガイダンスカウンセラー関係の人間、と聞いていた。
ところがこの企画を、さきほどの民間の心理カウンセラー協会が仕切ることになった。
きょうの説明会は受講生にLINE相談員の資格があるか、査定の意味も含む。
よって受講生に次の質問をしてその適性を見たい。
問題1、この企画で何を一番達成したいですか
問題2、次のような質問がきたらどう答えますか(ロールプレイ)
・どうせカウンセラーに相談しても何も解決しないんでしょ。
・ネットで調べたら私はアスペルガーという病気だとわかった。病気だからもうだめだ。
・いじめにあってます。もうつらくて死にたい
このロールプレイで、受講生がこのさきどれだけ伸びる余地があるか、それを知りたい。この事業は記録がちゃんと残るので評価に耐えるクオリティが要求される。
どうも話はきな臭い方向へ流れていく。
余りやる気がでない。というかブラインドタッチは基本で一度に2人相手にするのを標準仕様としたい、と景気のいいことを言われる。どうも私にそれほどのスペックがあると思えない。
匿名のLINE相談はテキストだけによる相談なので、
テキストの向こうに人格を想定して働きかけるからカウンセリングになる。
そこが怪しい。こちらが2人を相手にしているように(なんだか個人塾の生徒2人に先生一人を思い出した)相手もグループで書き込んでくるかもしれない。事実女子高生がそうしているのをしっている、と関係者は言うのである。
これはカウンセリングと呼べるんだろうか。
テキスト情報に対する反応パターンの場合わけを精緻化するだけないだろうか。
相談業務の中でも一番AIに向いているかもしれない。
最初に一年間で250件しかない電話相談に比べて
二週間で500件のLINE相談、というキャッチフレーズだが
そもそも性格の違うものを比べているんじゃないか。
などと相変わらずぶちぶち言いたくなるのだった。
Posted at 23時59分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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