2006年03月25日(土)
左保姫 [高校演劇]
今日の一句
佐保姫や見ると聞くのじゃ大違い 浮浪雀
3月末になって
新宿山吹高校演劇部関連の芝居を2つ見た。
一つは21日にやった「ジャックと豆の木」
もう一つは今日やった「ためらいミッチェル」
両方に出ている役者が4人。
いずれも芸達者である。
私にはsakaikiwaが一番
輝いているように見えた。
これと対抗できるのはmiyakeだが
でなかった。
以下「ためらいミッチェル」
turuokaは安定した出来だが
本領発揮とはいっていない印象。
hayashiasukaも安定感ある演技だったが
彼女の力はまだまだでるだろう。
一番器用なikeutiuymikoは
相変わらずうまかった。
以上4人が現役(だった)高校生である。
ただこの話は
まだ芝居の脚本として
練れていない印象だった。
活字媒体ならもっと面白いに違いない。
天才takanoと
秀才hosogaiは
いずれも熱演だが
へんてこな学生演劇の域をでていなかった。
そんなはずじゃないんだが。
2人は大学1年生である。
劇団名のRockうさぎ、といい
「ためらいミッチェル」なる題名といい
センス抜群だがそことまり。
1時間半を超える作品で
なんとか注意力を持ってみていられるのは
役者がうまいからで、
それも練習したうまさではなく
地のあじわいで持つワケである。
話もそれなりにつじつまがあうようだったが
それは演劇的な合い方ではなかった。
21日の「ジャックと豆の木」はみんなで脚本をつくったようだ。
ジャックと豆の木
赤ずきん
マッチ売りの少女
孫悟空
と有名な話を勝手に作り替えていた。
それでもきちんと話のポイントは
おさえているようだった。
私には、こっちの方が
面白かった。
以前は練習の段階からそれとなく見ていたから
話はそれなりにわかったが
1年も離れていると、
まず、話がわからない。
伏線などもちゃんと張ってあり
それなりに物語としての整合性を
もたせているはずであるが
よくわからなかった。
字で書いてあるところを
いかに見えるようにするか。
その勝負は決するのは
結局地道な想像力である。
Posted at 22時55分 パーマリンク トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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