2015年04月24日(金)
九官鳥
今日の一句
九官鳥探偵稼業に持って来い 浮浪雀
駅前図書館で借りた村上春樹は第2期の全作品の短編集2
時代的に言うと、「ねじまき鳥クロニクル」の前後の作品が収められている。
レキシントンの幽霊
緑色の獣
氷男
七番目の男
めくらやなぎと、眠る女
ここに「ねじまき鳥クロニクル」の執筆時期が入る
UFOが釧路に降りる
アイロンのある風景
神の子どもたちはみな踊る
タイランド
かえるくん、東京を救う
蜂蜜パイ
という順番なんだが、この「ねじまき鳥クロニクル」前後で
作品の完成度がまったく違う印象を受けた。
後の方が1段上
違和感がほとんどなかった。
これには驚いた.
結局仕事に行くまでにほとんど読んでしまった。
ところで「神の子どもたちはみな眠る」と思っていて、
作中のその部分に行くまで、そうした読み間違いをしていることに気がつかなかった。目がよく見えないせいもある。「私の場合、それは彼だった」と思っていたら「私の場合それは波だった」が正しかったり。
比喩やメタファーを全部抜き出して、
残りをプロットだけにしてみたらどんな感じになるのか。
出し殻とスープとわけてみたら、どんなもんだろう、とか考えた。
短編を読むたびに、自分の中にあるあれこれを村上風にまとめてしばらく考えた.
「神の子どもたちはみな踊る」は神戸大震災に触発して書かれている。
自分の中にある、神戸大震災関連のこととして、担任をしていた卒業生が神戸に行っている。看護師として行ったと聞いていたが、震災後に消息不明になった。年賀状の住所から壊滅的な被害を受けた場所だったのは調べた。それ以上は毎日の仕事が忙しくて持続した関心を持つことができなった。
卒業したとき、連名のプレゼントをもらった。肩掛のバッグである。色紙には6人の寄せ書きがある。祝卒業(平成4年度)とあるから1993年3月のということになる(神戸大震災は1995年)。つまり卒業からほぼ2年後のことだ。
あっというまの2年間でした。
今ここに来て先生にあえて、みんなに
出会えて本当に良かったと思ってい
ます。この2年間を次の大切なステップ
として 先生のパワーを忘れないで
がんばっていきます。 先生ありがとう、
ございました。
というのがその人の寄せ書きである。
なんてことを思い出したりした。
仕事は今年度の講師連絡
説明会の写真選択
ゾンビ業務
年度初めの打ち合わせ
+0.5撤収
10日ほど前にした決定について
他のやり方があってのではないか、と思い直していた。
もう一つは自分の職務について、これも自分のうかつさと
不明確な職件について、思い悩むことがあった。
今となっては考えても仕方のないことだが、少し悔やんでいた.
自分のポリシーと違うことになった事態について自分の関与が
甘かったんではないか。そういったこと。
仕事の日の恒例通り轟沈
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