ぱーこシティ

☆3.5か

今日の一句
土用白昼ただ歩く　　浮浪雀

この日も業者関係の対応。
ついでに職員室のノートブックパソコンの
メンテナンスをする。
使っていないこの時期でないと
なかなか思うようにできない。
補習１件。
これはストレスの少ない業務である。
片付けを少ししていつもよりは早めに終える。
これでしばらく休みとなる。
世間もお盆の休暇になるので
世間並みである。

仕事関係に気配りしなくていい、
という開放感がある。
夜最後の回だが地元で映画を見た。
ハリーポッターシリーズは
公開するたびに見ている。
原作は大変面白いというが、
眼の事もあって、読んでいない。

スターウォーズやゲド戦記と似たような世界観で
共通仕様と言う感じだ。

猛暑日

今日の一句
原爆忌マイナス４の我が齢　　浮浪雀

この日はメンテナンス業務打ち合わせ関係で半日使う。
最後は４時ころ出勤して６時過ぎまで
残りの仕事をした。

さて昨日の続きだが、
この講師の資料をつくらなくてはならない。
これが少し気が重かった。
前回はパワーポイント12枚作った。
結局3枚しか使わなかった。
パワーポイントつくって画面をそのままレジュメにする、
というのが簡便だが印象は薄い。

パワーポイントは板書の表題程度に考えて
残りは印刷資料にするつもり。

実施要項には
まるまる１ページほどの著作権に関する注意事項がついていた。
官製研修ともなると、どっからツッコミがはいるかわからない。
一言注意しておけば，主催者の責任は免れる。
これを厳密に守ると引用はほとんどできない。

教員相手の研修だと良識ある集団だろうということで
新聞記事の引用を認めるのが慣例である。
それについても、新聞社の許可を得るように、
と原則論を崩さない。
過去にきっと嫌な事があったのだろう。

依頼された講義題目は
「カウンセリングの理論と実際」
さる大物講師に依頼したものであるから、
そのお方ならそつなくこなすであろう。

確かに30代はこの分野にかけていた。
東大に11年通い利用できる機会は
すべて利用した。
ライフワークにする、と思っていた。

その後、前勤務校に異動した。
引き受けた部活顧問に気力体力使い果たした。
その分野はどうでもいい、という感じになった。
長くいたので、それなりのポストのお誘いもあったが、
みな断ってしまった。
関連学会もいくつかやめた。
自然と撤退する形になった。

しかしこの依頼を受けたとき
朝の通勤電車の中で
私は100人を越える聴衆に向かって
話すことがたくさんあるような気がして来た。
頭が勝手に講演を流していた。

そうか、こういう形で過去の振り返りをしているのだ。
人生の幕引きの前にひとこと言う機会があたえられたのだ。
あrがたいことである。
お役に立てるかどうかわからないが
言いたい事はいっておこう、
そういう気持ちなった。

蝉の羽化跡

今日の一句
一閃の雷静寂を呼ぶ　　浮浪雀

今年の梅雨明けは遅かった。
そして梅雨明け宣言のあとに
すぐ雨が降る、という予測不能な天候だった。

急に熱くなった八月に入って
やっと蝉が鳴き出した。
蝉は一斉に地下からはい出して来たのだ。

写真は津田塾大学そばの公園の地面である。
庭のある団地に住んでいた頃も同じものをみた。

さて今年の夏休みは
やることが結構ある。

１．業者関係業務
２．研修会講師
３．80年代書籍管理
４．４０年ぶりの学生村訪問
５．このサイト整理
６．Z会１学期の復習

このうち４は終了した。
もう少しセンチメンタルかと思ったが
何もなかったことを確認した。
事実はいつもハード−ボイルドである。

１の業務で休みがずいぶん減った。
「夏に仕事するやつは負け組」なんだそうだ。
勝ち組セレブは海外で豪華バカンスをして
仕事に戻って来るという。
勝ち組になりたい、
と思ったことはない。
負け組も嫌なので、
ほどほど、このあたりでいい。

問題は研修会講師である。
以前は自分が偉くなったような気がして
引き受けたりしたが、満足してできたことは
ほとんどない。
自己評価６割から８割のできである。
授業評価同様、受講生からアンケートをとって
評判が悪ければ次回から話はない。

前回は３年前になる。

このとき私は東京都の職員だった。
３年後に立場が変わるなどとは
まったく予想しなかった。
これ以降、講師依頼はこないから
評価がわるかったのだろう。

今回はさる大物講師が忙しくて
依頼のあったものを私に回して来たのだ。
その事情を知らなかったので、
私はいい気になって了承した。
後からその事がわかった。

女子大御三家

今日の一句
夜の秋ルネ・マグリットの美術館

日本女子大学
東京女子大学
津田塾大学
これが東京の女子大御三家である。

と勝手に私が宣言する。
津田塾だけにはまだ入ったことがなかった。
学内を一周すると
良く手入れの行き届いた庭に
女子大特有の清潔感がただよっている。
どうもここが一番レベルが高いかもしれない。
（受験偏差値のレベルではなく）

主に卒業生を対象にした数学教員の研修会である。
１０数人参加者のうち男性は２人だけだった。

午前中はパソコンの授業でインターネットの初歩をやった。
最終日はmaximaなるフリーの数式計算ソフトの紹介。
講師は東大情報関連学系の若手の先生。
午後は都立名門校２７年3大予備校K塾十数年
NHK高校数学講座講師のベテラン先生の
受験数学講座。

受験問題を解いて行くだけの授業だが
配布プリントはミスだらけ
解法を思い違いして立ち往生していた。
私がたまらず、先生そこは違います！
とツッコミを入れると、
ああそうですね、と別に動じる気配もない。
パソコンが壊れた、といって解法プリントができなかった、
とぐちっていた。
さすがに取り上げた問題はレベルもほどほどで
いい教材だった。
わたしより５歳ほど年上と思われる。

私の５年先を見る思いがする。
勉強させていただきました。

東京行きはどちら？

今日の一句
手みやげに桔梗何ぞを摘んでみる　浮浪雀

東京へ帰って来た翌日から
今度は大学が行う研修会に３日連続で出る事になっていた。
ところが業者対応の仕事が入り
それをキャンセルした。

１日業者の方と対応した。
この業務は始めてなので、
うまくいくかどうかわからない。
あちこち調整してある結論をだせばいい。
利害関係の調整に気を使う。

４０代もこんなことをしていた。
そのころは仕事がもっと近かった。
私なりに入れこんでやっていた記憶がある。

今は少し離れた感じがする。
自分の気合いの入れ方と結果に
それほど相関があるわけじゃない。
客観的に見ればそういうことになる。

もう立秋になろうとしているが
相変わらず暑い日だった。

演劇部07夏

今日の一句
夏帽子訪ね歩いて40年　　浮浪雀

長野から帰京したその日に
恒例の集まりがあった。

昨年は偶然の屋形船花火大会となったが
今年は森のビアガーデンだった。

matu-ra kougen kouno kayaba hayashi seki jubi hirose hashimo
doi tsuji hohoemioji
と１２名集まった。

私が出席するようになったのは
ここ３年ばかりである。
私も前勤務校を退職して
いわば同じ同窓生の身になったからだろうか。

私は店長になりました。大学の新入生とかほんと使えない。
もう口ばかりで動けない。私もあんなものだったかもしれないけど。
とは幹事のsさんの心強いお言葉である。
仕事はすぐに憶えて３ヶ月すると何をすればよいかわかる
そうするともうつまらなくなるのでやめる。
やめないでください、といわれるんだけど・・・
とはNEATのエリートk君。
婚約したお二人はいずれも接客業である。
さわやか光線をふりまいていた。
相変わらずhentaiのMは見るべき映画５本を
教えてくれた。
もうみんな30ちかいんだよね。

♪10年は一昔
んー暑い夏、と。

ホテル清風園

今日の一句
浮かんでは底までもぐる泥鰌かな　　浮浪雀

大会は２泊３日の日程で行われる。
初日は入門講座と全体講演。
名誉教授の数学全体カリキュラムのお話は
目が覚めると終わっていた。

次が地元在住の折り紙作家のお話で
これが面白かった。
昨年は秋山仁氏の展開図問題に関する演示があった。
今年も立体で聴衆と一緒におりながら
様々な折り紙による作品を紹介してくれた。

折り紙というと鶴やかかしが定番だが
今回は同じ形を何枚も折って
それを組み合わせて立体を作る、という趣向である。
昨年は竹ヒゴで立体を作った。
今年は紙で立体ができる。

２日目は終日高校の数学の実践報告を聞いた。
この研究会はえらい先生から教えていただく、というものではない。
努力して工夫している一般教員がその授業実践を発表する。
会合も旅館の畳の間に壁に黒板代わりの模造紙を貼り
皆座布団に座って行った。

始めに自己紹介の時間があり
簡単に自分の身元とこの分科会に参加した動機を述べる。
みな教員なので話はうまい。
数学のことだけでなく
学校の様子から生徒の様子まで
有名校やら無名校やら
全国の学校事情の一端が
直接担当者の口からわかる。
これはこういうところにこないとわからない。

いろいろな教え方の工夫を勉強したが
自分でやってみようと思うものにはなかなか
ぶつからない。
生徒諸君の顔を思い浮かべてみると
どうも少し合わないような気がするのだった。
それをヒントに自分にあうものを工夫するしかない。

最終日の分科会は
始めの日に紹介あった折り紙講座に出席。
畳敷きの大広間で2時間ばかり折り紙を折った。
折り紙の本を購入。著者直々サインしてもらう。

大会役員をしている兄に挨拶して
炎天下の中、駅まで歩いた。
地方都市で日中歩いている人間はいない。
no soul is seen in the street.
などと受験英語を思いだす。
地元の人は車が基本
子どもたちはヘルメット姿で自転車
観光客は旅館のバスかタクシー
整備された歩道を歩いていたのは私だけだった。
白昼のゴーストタウンを
私は40年前の曲を聞きながら
ガシガシ歩いた。