2011年03月15日(火)
鳥雲に入る [日記]
今日の一句
鳥雲に入る帰るあてない地元民 浮浪雀
今日は電車で出勤してみる。
中央線はいつも通り動いていた。
客はいつもより少ない.
学生・生徒がほとんどいない。
静かである。
中央線は6,7割の運行という。
時間は普段と全く違っていた。
武蔵野線は2割運行
計算によれば、5倍混雑するわけだ。
プラットフォームはだんだん混み合って来たが
みなきちんと整列乗車している。
妙に静かである。
どことなく、はしゃいでいる場合ではない、といった空気が感じられる。
通常は座席がいっぱいになるだけで、ほとんど立っている人は見当たらない車内も今日は満員だった。車内を相変わらず沈黙が満たしている。
降りた駅前はタクシー待ちの人々でごった返していた.
駅前を除いては町の中に人は少ない。
職場では、私の仕事はまずサーバーの管理である。
計画の立たない計画停電のため、停電の可能性がある場合は事前にサーバーをシャットダウンしなければならない。復旧時には起動させるのが新たらしく加わった仕事である。停電の有無に直接左右される業務なので、昨日は予告された停電はなかったが、退勤時にサーバーをダウンさせた。
もし今日が朝6:20から停電と言われると、それまでに出勤している自信がない。そこで次善策として停電のおそれのあるときは、あらかじめシャットダウンしておくしかない。そして出勤時に起動させる。起動はスイッチをいれるだけだから楽勝かと思ったが、久しぶりにやってみると、結構かかった。
まず停電時の安全のために導入してあるUPSの電源が入らない。スイッチをあれこれ押してみるが、一向に電源がはいらない。少しあせる。そのうちランプのつき方がテストパターンの点灯である事に気がついた。何度かボタンを押して、電源を切ってからもう一度入電する。これでサーバーのファンの音がし始めた。パソコン関係は、まずリセットが基本である。始めからやり直すのが、結局いちばん近道であることが多い。それからバックアップ用のNASの電源を入れる、これも順調にいく。
そこで隣の部屋のパソコンを立ち上げて、ネットワークがつながっているか点検する.これが入らない.サーバー、NASの電源ランプを見るが緑の正常である。そこでルーターを見る。これも正常である。見るだけじゃわからないので、念のためルーターを再起動させる。ルーターに電源スイッチはないので、あらっぽく電源コードを引っこ抜く。しばらくして入れる。5つのランプが気ぜわしく点滅し安定する。
もう一度隣室に行き、テストしてみるとやはりつながらない。
それでサーバー室に戻る。かなりあせる。ここで鉄則を思い出し、サーバーを再起動させる。安定するまで暫く時間がかかる。
もう一度隣室に行き、インターネットにつないでみる。やっとyahooのページが出てほっとする。以上25分ほど経過していた。
そもそも、UPSもNASも電源の安定化と非常事態時のバックアップ用の機器である。それがシステムを複雑にしている。複雑化したシステムは故障する場所も必然的に増える。点検箇所も倍増する。皮肉な物である。
サーバーが動かないとすべての部署の仕事が進まないので、この作業を完遂する事が必要なのだ。しかしサーバーのシャットダウン、再起動は滅多にやらない事なので、まずやり方を忘れている。普通の手順でやってみてうまくいかないと、それは始めての事態なので試行錯誤してみないとわからない。そして自分のやったことが正しいかどうかもわからない。ともかく作動していればOK、結果 オーライの世界である。
この業務は電源を切って、入れるだけのことだから人にゆずっておきたいのだが、今回の起動業務で、やはり少し電気関係に親しんだ人でないと務まらないのかもしれない、と思い直した。もっとも私も誰かに習ったわけではないので、任せれば、それはそれでできていくものなのだろう。
そうでなければ業者のメンテナンスを呼ばなければならない。今回の計画停電のようにいつどうなるかわからない事態では、そうそう呼べるものではない。そうなるとどうなるか。結局、パソコン業務のやり方を変える、ということになる。クラウドなどといっているが、そういうシステムには非常時の担当者問題という課題が隠れている。規模は違うが、現在の東京電力の問題もこの課題に通じるところがあると私は思っている。
東京電力のデータの出し方とTVの担当者の様子を見ていると、どこを切ればどこが停電になるか正確には分からないのではないかと思わざるを得ない。行政上の区分と配電上の区分が違っているために、停電する場所を特定できない事情もあると思う。
停電の時間についてもなるべくそうした事態を避けるために、常時消費電力をモニターしていつ停電に入るかを時々刻々判断していると思われる。それで結果として、予告したが実際は停電しなかった、ということになる。
電力供給は病院や交通などの基本的なライフラインに直結するために停電は出来るだけ避けたい。しかし消費電力が上昇したときは、決断しなくてはならない。そのジレンマが東電の発表を曖昧にしているのではないか。計画通り実行して、余剰の電力があった事態があきらかになれば、マスコミにどういわれるかわからない。今でも十分無礼な恫喝をうけているではないか。私は担当者に同情する。時々刻々変化する消費電力をモニターしながら最善の決断を下すべく薄氷を踏む思いで決断しているのではないだろうか。
もうひとつ最近の報道で(いや報道だけではないのだが)気になるのは「自分の重い通りに行かないのは相手が悪い」という思い込みが蔓延しているようなのだ。そしてサービスを提供する側が、そもそも自分の責任でもないことに「大変申し訳ありません」と前置きして事情を説明する例が多いように見受けられる.今回の事態にしても、人災の側面は確かにあるだろうが、その大本の原因は誰のせいでもない自然災害ではないか。「お一人様の時代」をもじっていえば「一億総御主人様」の時代といっていい。
久しぶりに大量に書いてしまった。
この業務が一段落したので、しばらく脱力。担任の先生方は成績処理にいそがしい。私の立場では失礼して退勤したいところだが、サーバー業務では、皆の仕事が終わったところでサーバーをダウンさせなければならないので、撤収は終わり頃となる。必要とされるのは大変贅沢な身分といわなければならない。
その後、この事態に対応するための会議。
終わって、各所連絡業務。
出勤できない人の仕事を少し肩代わりして
あたりが暗くなった頃、サーバーダウンさせて撤収。
帰りはバス。写真で状況を紹介しておこうと思う.
けっこう見かけます。
中止したはずのバスが走っている。
まあ、こういうことは良く起こる。
バスは走っていた方がいい。
まったく何かんがえているんだか・・・
Posted at 23時01分
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