ぱーこシティ

見ろ！人がゴミのようだ

今日の一句
木の葉のように揺れゆられ　浮浪雀

国家試験1日目

下見どうりに会場へは順調にいけた。
昼食は貿易センタービルのcafeでパン・コーヒー
960円も取りやがって。

モノレールに乗ると受験生だらけである。
私の隣に座った若い男は問題集をめくって外も見やしない。
ふふふ
お若いの、おぬしはもうだめだ。
いまごろそんな事をしておるようではのう
余裕だか空元気だかわからない。

会場に行くと思いの外、広い会場にみな着席している。
自分の席はすぐわかった。
しばらく会場内を散歩する。
ここでもみな最後の学習に余念がない。
ふふふ
哀れなものじゃのう
この後の及んで最後のあがきか
おぬしたちもう命運は尽きておるぞ

私はあえて持参した模擬テストを開くこともしなかった。

注意の放送が入る。
「机の上には、鉛筆、消しゴム、鉛筆削り、時計の他置いてはいけません」
後ろで、「そのテッシュは袋から出してください」と指導されている。

年配の試験官が私の机上を見て「それはなんですか」と詰問する。
ボンナイフである。今どき、こんな鉛筆削りを持っている者はいない。
説明すると、けっこうです、といったようにうなずいて向こうへ行った。

その後で、女子試験官がそばへ来て、その鉛筆削りを見ている。
そして前にいる主任試験管に耳打ちしている。
やな感じだ。
主任試験官はおうようにうなずいた。
すると女子試験官は「それはなんですか」と聞きに来た。
「鉛筆削りです」というと
「それはしまってください」と言う。
何！
さっきのじいさまから許可は取ってある。
放送でも鉛筆削りはいいと言っていた。
現場の指示系統が混乱しているな。
オマエ、ゾンビになりたいのか
ここで声を荒げると回りに迷惑になると思い
おとなしく言われたとおりそれをバッグに収めた。
実のところ使用する予定はない。

覚えていろ、
合格したら何らかの報復はしてやるからな。
オマエの名前は覚えた。
職場の元同僚と同じ名前だった。

試験開始
順調に解答が進む。
っと。
間違えに気がついた。
問題文をよく読んでいなかった。
二つ答えよ、の所を一つしか解答しなかった。
開始10分だったので、余裕で読み返し
すべて訂正した。

わからないところは、出たとこで適当に答えた。
すべて合っている気がする。
さきほどの鉛筆削りの混乱した指示で
私は妙にテンションがあがっているのだ。

1時間10分ですべて解答し終えた。
2時間20分の試験である。
もう一度見直したが、これ以上直すことはないと思われた。
直すにしてもなんの根拠もないからだ。

だまって挙手すると
じいさんの試験官がやってきた。
なんですか、という。
回答が終わりました、と言うと
事態が良く飲み込めないようだ。
うっとしばらく黙って
やっと気がついたように、
では荷物をまとめてください、と言った。
結局40分早く退出した。

楽勝だ。
6割取れれば大丈夫と言われている
8割は取れた手応えがある。

トイレに行って一服して外へ出ると
専門学校が解答速報のビラを配っていた。
午後8時からwebで行うようだ。

かねて下見の通りバスでJRの駅に出ることにした。

駅に近づいて来たとき、
この付近にかっての職場同僚が住んでいることを思い出した。
メールを打つと出てくる、との返事。

3月に行う例会の準備の打ち合わせがあった。
その人からの年賀状に
その前に会ってもいいですね、
とあったのも思い出していた。

2013年11月16日に行った喫茶店で1時間ほど話した。
例会打ち合わせも無事終わり、帰宅した。

帰宅後、ブラタモリと凄技を見た。
解答速報で自己採点してみると
49/80で回答率61%、微妙なところだ。
明日は不得意な共通科目である。

余裕どころではない。
明日がんばらないとまずいことになりそうだ。
いよいよゾンビになるのか自分

そういえば、例によって思い違いをしていた。
今日の午後の試験は共通問題だと思っていた。
だから昨日、その問題演習をやった。
それは明日の午前問題らしい。
それから、めがねを間違えた。
でもまあそれで何とかなった。
今のところ致命傷にはなっていない。

今更、勉強しても混乱するばかりだから
今日はこのまま寝る。