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2005年11月12日(土)
草びら
右目がぼけるので
地元の医者に行ったら
大学病院への紹介状を
書いてくれた。
加齢黄斑変成は
先日たけしの番組でやっていた。
この病院はついこの前
医療事故をおこしたところらしい。
HPで院長先生が
謝っていた。
受付開始45分前に行くと
女子職員が飛んできて
受付番号をくれた。
患者様扱いである。
ipodを聞いて待っていると
こんどはチーフらしい男性スタッフが
慇懃に説明してくれた。
私は2番なので、これは早く済むな、
と思って眼科の受付へ行くと
そこには待っている患者が
10名はいた。
いつ呼ばれるかわからないから
ipdはやめて眼をつぶっていると
眠り込んでしまうのが
加齢性といいうやつである。
それでも30分も待たないで
呼ばれた。
診察は地元の医院でやったやつと同じで
視力検査と眼底診断の2つである。
視力検査では右目が見えない。
右目:裸眼0.6、矯正0.9
左目:裸眼1.5
であるが、右目がアヤシい。
矯正しても丸いリングが歪んでいるので
どちらが欠けているかわからない。
あちこち視線をうつすと
周囲に来た時の残像でわかる。
はっきり見ようとすると
その努力に反比例して
中心部が歪むから
人を馬鹿にしたもどかしい症状である。
自分の眼に馬鹿にされていれば
世話はない。
顔を動かしていたら、
固定して視線で工夫してください、と言われる。
このとき、医師は、ははあと診断がついた反応である。
眼底検査には瞳孔が閉じない目薬をする。
このあと3、4時間よく見えなくなりますが、
よろしいですか、と聞かれる。
相手の手は目薬をもって眼球のすぐ上にある。
うなずくしかあるまい。
縦の光のスリットが見える。
それを浴びながら、
右上、右、右下、下、、、、
と眼球を一回りさせる。
地元の眼科医はこのとき,
あー、とか、出血が、とか小声で言った。
それで私も病名を推測した。
女医先生は、終止言葉少なに指示してくる。
余分な事はいっさい言わない。
さずが大学病院だ。
加齢黄斑変性でしょう。
治療法はありません。
とこれまた余分なことはいっさいなく
正確に言われる。
ってことは失明待ちってことらしい。
と勝手に素人判断する。
受付に置いてあったパンフレットは
「早期に治療を開始すると、
良好な視力が保たれる傾向があります」
とあくまで、慎重、正確である。
「場合」ではなく、「傾向」だから
症状の進行を遅らせることがあるかも、
という程度の内容である。
左が見えているからいいか、
とタカをくくっていたら、
一方が発症すれば4割程度の人は
もう一方も症状が出る、と追い打ちがかかる。
それは想定外だった。
病人はたいてい甘い予想にすがるものだ。
それはちと困る。
さっそくgoogleで検索すると
60件ヒット
健康食品のページが元気がいい。
治療法がないとなれば、
買ってみるか、という気になる。
そういえば、最近メールは打ちにくいし
面白いことがないなあ、と思っていた。
見えなかっただけじゃん。
10年ほど前、
なんだか読んでる本も面白くない、
新聞の記事もくだらないことばかりだ、
と軽い鬱だったときがある。
これは老眼になって見えなかっただけなので、
眼鏡をしたらとたんに世の中明るくなって驚いた。
その時の感じに似ている。
だが今度は、その時の老眼鏡にあたるものがないらしい。
造影剤を入れての精密検査を
12月の始めにやることになる。
ブログを書くのは多分いけないんだろうが、
見えるうちに書いておこう、とか思ったりする。
この病名のBBSはけっこう有益だったので、
同病の一例を加えてもいいとも思う。
今のところ日常生活に大きな支障はないので
御心配なく。
今日の一句
くさびらを集めて早し横手川 浮浪雀
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2005年11月11日(金)
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