2016年03月07日(月)
卒業 [日記]
今日の一句
いつまでも卒業のこころ抱いてろ 浮浪雀
ついに相手が姿を現した。
ハクビシンだった。それも体長40cmはあると思われた。
チュー吉屋に頼んで、床下の風通しの穴はふさいでもらった。
それでも天井の音はなくならない。それでもう一度屋根回りを点検してもらった。
「いや、見落としがありました」とイケメンチュー吉屋がいうではないか。
屋根の下に大きな隙間があったというのである。
この天井の異音がしてからすでに3年の月日が流れている。
3年前の秋にはチュー吉を私が目撃している。
階段を降りて、玄関の下に逃げ込んだ。
玄関下には床下に続く隙間が空いていた。
そこから床下に潜り込んだらしい。
今回そこも通気口のついたパネルでふさいだ。
それでもかさこそ、時にはどたどた時折音は続いた。
妻はノイローゼ気味となり、引っ越しを検討しだした。
そこへ孫を抱えて長女がやってきた。
一人娘の長女は、ただちにネットを検索して3件の駆除業者と連絡を取り
見積もりを出す日取りを決めた。
3件の内、2件は来た。残り一件は忙しくて来られない、と言ってきた。
2件の内、見積もりが高い方は近くの業者だった。
見積もり額を娘に相談すると、私をなめるんじゃない!と
なぜか息巻いて、費用ぐらいは私が持つといいだした。
その代わり業者との交渉はやってくれ、と言って
ちゃま隊長(当時)を抱えて東方面へ去って行った。
屋根の隙間も8割方ふさいでもらった。
それでも音は相変わらずしている。
心なしか音が遠いようである。
ただいまーと意気揚々帰ってきたら
梁の中ヘ入り込む入り口がなかった、ということらしい。
私が外へ出て、屋根を見ると
大きな猫のような動物が屋根の上でうずくまっていた。
懐中電灯の明かりで照らすとのろのろ立ち上がり
こちらを見た。
猫ではない。妙に細長い。そしてこちらを見る顔の中央の鼻筋に
白い線が一本延びていた。
ハクビシンである。白鼻芯と漢字で書くとおり
鼻筋に白い模様がある。ジャコウ貓科というが、
どろぼう貓というよりはタヌキのような風貌であった。
ハクビちゃんは懐中電灯の光に照らされても臆することなく
私をじっと見て、ま、仕方ないかとでもいうように
のろのろを屋根裏への入り口を諦めて暗闇の中へ消えていった。
正体がわかれば、音だけの時よりはよほど精神的には楽である。
正体不明の方が想像力を刺激されて、事態は悪い方へ傾くのだ。
先日購入した自撮棒にiphoneを取り付けてさっきいたあたりを撮影してみたがもはやきやつの姿はなかった。
それが昨日の夜のことである。
気持ちの上では、この件は一件落着した。
課題図書を読んで、雨の中業務1
相談関連の業務をこなして
来年度の利用申し込み整理。
呼ばれてゾンビ戦い
結婚してやるから、と言われて
身ぐるみはがれてしまった。
敵軍は部屋に内側から鍵を閉めて長期戦になると思われたが
お迎えの時間となり、戦いは自然消滅となった。
Posted at 21時55分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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