ぱーこシティ

大学新設

今日の一句
白魚や江ノ島あたりの飯屋街　浮浪雀

ネット業務をしていて、タランテーノのカンヌ映画祭インタビューを見てしまった。
これが最高にも面白かった。
映画より面白かったかも。

記者会見なので、
ゴダールがあなたの映画は最低だと言っているが、どう思うか
との質問に
そんなことはない。自分は直接彼から話を聞いていない。それはあなたの誇大な表現としておく、
なんて答える。
デレクターズカット版というのがあるが、映画ファンとしては、作品がいつ完成するかわからない。例えば、未知との遭遇などがある。あなたはそういうことするのか？
未知との遭遇はいい例だ。私はVHS版の始めの版を持っていたが、なくしてしまった。それは大変残念だった。ところがＤＶＤ版が出て、再び見ることが出来た。
big footなんてところは、最高だった。自分はそういうデレクターズカットをするつもりはまったくない。ジャンゴは使ってないフィルムが90分ほどある。それを加えて4時間の完全版を作り、1時間ずつにカットして4つのシリーズにして、ケーブルTVで流すことは考えている。見る人にとって4時間はつらい。1時間ずつなら受け入れてもらえるだろう。
などと答えるのを見ると、この人は本当に映画オタクなんだと思えた。
返事も当意即妙でライブ感が半端ない。
48分ほどのyoutubeだったが、最後まで見てしまった。
hateful eightはみたいものだ。ぺぺ氏も絶賛しているし。

そんなことで午前中は終わってしまった。
午後は仙川方面へ。
30年ほど前はよく来ていた。
すっかり変わってしまったが、そうでないところもあり、
いろいろ楽しめた。

読書会

今日の一句
人生卒業ゾンビ学校入学式　浮浪雀

ネットで見つけた情報を頼りに読書会なるイベントに行ってみた。
目的は３つ。
１．本の筆者を知っている。相手が自分を覚えているか知りたい
２．集まった人がどんなことをいうのか知りたい
３．このイベントがどのように成立しているか知りたい。
目的はすべて完了した。

晴海埠頭の人工的にでっち上げたビルの4階のホールが会場
椅子が8脚、丸く置かれている。
そのグループがAからＺまであるから全部で26グループあることになる。
集客数は200人を超える。
1時間半1時間半1時間のタイムスケジュールで
本を題材に自由に話合う。
ボランティアでファシリテーターと呼ばれる進行係の人がいる。
一つのグループにファシリテーターは2人。
ルールは人の意見を否定しない、というもの。
本や筆者の否定はもちろんかまわない。
話題は恋愛もので、多少えっちな内容を含む、
とくれば集まる人は20代から30代の女性が多い。
男女比は４：６ぐらいで、男性は20代30代の男性が主だが
40代50代のやんちゃじじいもちらほら見える。
流石に私の様なゾンビ老人はいない。
この企画の初参加者が半分ほど、
あとはリピーターである。

本の内容をネタに自分の恋愛観を話したりする。
初対面で読書会だというと普段は話せない核心にいきなり触れることが出来る。
構造的には、課題ありのエンカウンターグループである。
壇上の筆者のうちの一人と30年前にエンカウンターグループをやったことがある。
私はしがない教員として人生を終えるが、
筆者の方はTVにも出たりする著名人となった。
30年間、連絡をしたこなどもちろんない。
私は本にサインしてもらうか、などといじけたことを考えていた。

話合いをしている各グループに著者がやってきて
読者から直接質問を受けてお話をする。
私のグループに来たとき、始め塾の仕事をしているという男性が
自分は結婚がうまくいかない、と切りだした。
筆者は相手の立場を尊重しつつ、自分の考えを述べていた。
私は話題が途切れるのをうかがっていた。
ぱーこですが、わかりますか、
と発言すると、相手は
ぱーこさん、ご無沙汰しています。30年ぶりでしょうか、
と返事をした。
名前まで覚えていたのだ。
それで充分だった。
私もまるで変わっていないな、とよく言われるが、
筆者もほとんど変わっていなかった。
30年前より、厚みが出て人生をきちんと歩んできたことが感じられた。
この2冊の本のうち、後の方がいいと思いました。
と感想をいうと
ぱーこさんならそういうと思いました、とそつがない対応である。
スタッフが、時間がきましたので、と筆者を促して彼は次のグループへ行った。

グループ内の話題は、それなりに関心の持てるものだった。
始めのグループで、こいつは許せないインチキ野郎がいた。
エンカウンターグループなら勝負するところだが、これは読書会である。
人の意見を否定してはいけないルールがある。
私は意見どころかこいつの人格を否定したいのだ。
すごい美人である。臨床心理士で大学で恋愛学の講義をしたり、
いろいろなクライエントさんの相談にのっている、という。
夫は精神科医で心理学を学んできました、子どもが一人います、
といけしゃあしゃというではないか。
リア充感を隠しつつダダ漏れさせている。
その割には、椅子の位置を気にしたり、自分は他人に配慮できるんだよと
さりげないアッピールがある。
私からみれば、そのいちいちが挙動不審である。

それ以外はみな真面目に自分の事を語っていて好感が持てた。
自称腐女子の変態女性はその覚悟がかっこよかった。
目的２は達成された。

講演会は筆者の友人を壇上に上げて
みな著作業もしているので、自分の作品のプロモ−ションをしていた。
私が30年ぶりに会った著名人は
ラカンという心理、哲学をやっている人は
人間は皆狂っているので、変態として生を全うするのが健全なあり方だと言ってます、
と紹介したりした。そういうジャックラカン評は始めて聞いた。
自分の言葉でいかにもの内容を言うあたり、なかなかのものである。

目的3も完了した。

この後、会場はそのまま懇親会に突入した。
この会ではすでに40組の結婚が成立している。
読書会と銘打ったオフ会で、私の知人作家は
このイベントの影の目的はリア充を増やすことです、と冗談交じりにいっていたが、
あながちうそでもあるまい。
私は盛り上がる会場を一人後にして、外へ出て一服していると、
もう一人の作者（女性経営者にしてコンサルタント美人）がやはり喫煙しに出てきた。
私は相手の名前をさん付けで呼ぶと、失礼なことを聞いてもいいですか、と切り出した。
相手は一瞬身構えたが直ちににこやかにほほえんで、どうぞどうぞと応じた。
この本は編集の人とずいぶん相談したんでしょう、と言った。
ゴーストライターが書いたんでしょう、と言いたかったが言えなかった。
相手は、もちろんずいぶんやりとりをしましたよ、と余裕で答えてくれた。
私は、ありがとうございました、と一礼して一人バス停留所へ向かった。

行く前はなんだか場違いな所へ行って
つまらないわびしい気持ちで会場を後にすることなるかもしれない、
と思っていたが、有意義な時間だった。

次回も気になる本を扱うときには参加してもいいかもしれない、と思った。
2500円で5時間近く楽しめた。コスパ良好である。

キースエマーソン、自殺。

退勤時

今日の一句
囀りや遠く出口の閉まる音　浮浪雀

国民健康保険問い合わせ

業務１
来年度しおり作り
相談業務
カウンセリングと言うより意見交換になってしまった。
ゾンビ肩車少々
終わりの打ち合わせ少し長引く。

電話相談1時間

今日こそちゃんとした布団で寝よう

夢の浮橋

今日の一句
春の夜今日も空しく空車待ち　浮浪雀

「無痛」なる医療捜査ドラマを見る。
TVはニュースしか見ないので、ドラマは知人が教えてくれる。
データをUSBメモリー入れてくれたりする。
「倍返し」はそれで見た。
「下町ロケット」は録画してみた。
「アオイホノオ」「おそ松さん」は自分からネット捜して見た。
いずれもなかなか面白かった。

チュー吉屋が最後の工事に来た。
残りの開口部分をふさぎ、しばらく様子を見てください、と言って
工事用にワンボックスのバンに乗って去っていった。都合1時間ほど。
相変わらずイケメンだった。
午前中はそれでつぶれた。

午後は年に4度ほどの研修会
私立学校のカウンセラーと教員の経験交流会である。
文京区の大学付属の私立女子校へ行く。
大変立派で24時間配備の警備員がいて
これがまた親切である。
私のような不審者にも「G先生の会合ですか」
とにこやかに声をかけてくれる。
来校者ノートに書け、などと無粋なことはいわない。

私は区立M校の玄関先を思い出した。
そこではアイフォーンに顔を近づけ
「指導員のイシマです」というと
その小さいスピーカから「どう　」という声が聞こえて
自動ドアのロックが外れて中に入れる。
相手の顔は一度も見たことがない。

私は現役ではないので、こういう研修会に出ても自分の仕事では還元できない。
相変わらず言いたい放題無礼千万で傍メーワクなことである。
それでも呼んでくれるので、図々しく参加している。

　　★　ikgm gnd
★　　　　　　　　　HR
krbys　　　　　　　OIKW
　　　　ISM AOK
9人参加

2時間半ほどやって、帰路駅近くで2次会

krbys OIKW HR

gnd tk ISM
3時間ほどやって撤収

数年ぶりに再会したO氏は都内で一番応募者が多かった私立高校の校長だった人。
私とほぼ同年代である。
この3月で手がけた仕事に一区切りつく、と言っていた。
この人の実家は5年前震災にあったところで、
実家のあった街は半分が消えた。自分の実家は残った半分にあったのだが、
知人で一家6人が流され、残ったのは次男坊ただひとりだった、などと言う。
復興支援をしたいのだが、結局自分の卒業した中学校の支援に月一度ほど
訪れている、とのことだった。
支援される側もいろいろあって、こういうことは本当に難しい、と。
こういう人の話は信用できる。
今日発題のH氏は昨年の今頃、事務引き継ぎをしたときに一度会った。
この研修会の主催者である。
あれから1年、最後のライフワークとして来た仕事も
この一年でどうなるかわからない、と言うのである。
H氏はガンを患っているのだ。この前検査に呼ばれて、
また4月末に再検査する、とのことだった。
ビール小の次は日本酒に少しつきあって、後はウーロン茶をちびりちびりやっていた。
全然元気そうじゃないですか、と隣のO氏に言われていたが、
どうだろうか、これが最後の別れになるのではないか、と私は危惧した。
と言っても特別な事はなにもない。

H氏始め3人は高田馬場で乗り換え
私は車内に残って手を振った。

帰宅後轟沈、今週は布団に入らずに朝まで生轟沈が2回となった。

季節

今日の一句
春の夜やがて始まる大脱走　浮浪雀

課題図書少し読んで
だら寝。
昨日は寝るのが遅かった割には
朝4時に起きて、結局ぐねぐねしていた。

業務１
来年度利用確定（合格？）通知
メールと郵送で39件
諸連絡

ゾンビ戦い少し
送り業務

夜に副校長に昇進した人から連絡
これからご活躍だねえ。

映像試聴会

今日の一句
山笑う昔ながらの蒸気船　浮浪雀

国民健康保険の申請に行った。
これまでは私立学校共済事業団の任意継続契約をしていた。
65歳で退職になった後2年間は任意で保険に入れる。
医療3割は基本だが、それだけではない。
付属の病院で治療を受けたり、テニスコートがつかえたり
いろいろサービスがある。
それがこの4月1日で切れる。

市役所の窓口で手続きをすることになっている。
でも申請は資格が切れる2週間飴からだった。
行政の窓口は最近、とても慇懃である。
ほんの5分しか待っていないのに、
長らくお待たせして大変申しわけありません、などと言う。
お待たせしました、程度の挨拶でいい。
思うに、文句をつける奴が多いんだろう。
みな自分の思いとおりに行かないと
とりあえず目の前の奴に文句をつける。
それで一般大衆を相手にする窓口はマニュアル慇懃な態度を取る。
マニュアルなので、もちろん心がこもっていない。
丁寧な言葉を使われて心までこもっていたら大変だ。
お疲れ様です。

半年ぶりの筆者A氏映像試聴会
FNS歌謡祭
AKBグループ、乃木坂、ももクロZ、ハロプロ
と若い女の子の軍団総結集でぞれぞれの持ち歌をお互いに唱った
振りもみな覚えたらしい。
なかなか壮観である。
ヘビーローテーションなんて懐かしいことこの上ない。
麒麟の翼。
予告編は見ていたが、本編を通してみるのは初めてである。
話の転がし方がうまい。
が少し考えると、そうはいかないだろう、というところが透けて見える。
物語の前提となる世界観がちと違う。
役者はまあよかった。
黒蜥蜴
役者が少し違う。
明智が渡辺篤郎
黒トカゲがなんだかしらない女優
進行がほぼ見える。
こういう話は予想外の展開が欲しい。
宮部みゆき原作のドラマも少し見た。

予想より時間がかかった。

巡業公演の依頼が結構来る。
あまり電話にでないので、着信履歴が残っているのでわかる。
今更確認しても、もう遅い。
K氏はダブルブッキングのツケをこちらに回してきた。
なんでもやってください。

帰宅

今日の一句
いつまでも卒業のこころ抱いてろ　浮浪雀

ついに相手が姿を現した。
ハクビシンだった。それも体長40cmはあると思われた。
チュー吉屋に頼んで、床下の風通しの穴はふさいでもらった。
それでも天井の音はなくならない。それでもう一度屋根回りを点検してもらった。
「いや、見落としがありました」とイケメンチュー吉屋がいうではないか。
屋根の下に大きな隙間があったというのである。

この天井の異音がしてからすでに3年の月日が流れている。
３年前の秋にはチュー吉を私が目撃している。
階段を降りて、玄関の下に逃げ込んだ。
玄関下には床下に続く隙間が空いていた。
そこから床下に潜り込んだらしい。
今回そこも通気口のついたパネルでふさいだ。
それでもかさこそ、時にはどたどた時折音は続いた。

妻はノイローゼ気味となり、引っ越しを検討しだした。
そこへ孫を抱えて長女がやってきた。
一人娘の長女は、ただちにネットを検索して3件の駆除業者と連絡を取り
見積もりを出す日取りを決めた。
3件の内、2件は来た。残り一件は忙しくて来られない、と言ってきた。
2件の内、見積もりが高い方は近くの業者だった。
見積もり額を娘に相談すると、私をなめるんじゃない！と
なぜか息巻いて、費用ぐらいは私が持つといいだした。
その代わり業者との交渉はやってくれ、と言って
ちゃま隊長（当時）を抱えて東方面へ去って行った。

屋根の隙間も8割方ふさいでもらった。
それでも音は相変わらずしている。
心なしか音が遠いようである。
ただいまーと意気揚々帰ってきたら
梁の中ヘ入り込む入り口がなかった、ということらしい。

私が外へ出て、屋根を見ると
大きな猫のような動物が屋根の上でうずくまっていた。
懐中電灯の明かりで照らすとのろのろ立ち上がり
こちらを見た。
猫ではない。妙に細長い。そしてこちらを見る顔の中央の鼻筋に
白い線が一本延びていた。
ハクビシンである。白鼻芯と漢字で書くとおり
鼻筋に白い模様がある。ジャコウ貓科というが、
どろぼう貓というよりはタヌキのような風貌であった。

ハクビちゃんは懐中電灯の光に照らされても臆することなく
私をじっと見て、ま、仕方ないかとでもいうように
のろのろを屋根裏への入り口を諦めて暗闇の中へ消えていった。

正体がわかれば、音だけの時よりはよほど精神的には楽である。
正体不明の方が想像力を刺激されて、事態は悪い方へ傾くのだ。

先日購入した自撮棒にiphoneを取り付けてさっきいたあたりを撮影してみたがもはやきやつの姿はなかった。

それが昨日の夜のことである。

気持ちの上では、この件は一件落着した。

課題図書を読んで、雨の中業務１
相談関連の業務をこなして
来年度の利用申し込み整理。
呼ばれてゾンビ戦い
結婚してやるから、と言われて
身ぐるみはがれてしまった。
敵軍は部屋に内側から鍵を閉めて長期戦になると思われたが
お迎えの時間となり、戦いは自然消滅となった。