2007年09月15日(土)
身に入む [高校演劇]
今日の一句
秋風の身に入む頃や武蔵野線 浮浪雀
試験が終わって授業が始まった。
相変わらず課題チェックで時間が過ぎる。
×直し、なる文化もある。
試験で間違えたところをやりなおして
先生に提出する、というヤツである。
二度と同じまちがいはしない、というつもりであろうか
先生に提出する、というところも興味深い。
正解は先生のところにあって、提出して始めて
意味が生じる、ということなのだろうか。
私は正反対の文化でやってきたので、
いまだに良くなじめない。
郷に入りては郷に従え、という。
あの郷ひろみですら、青い珊瑚礁を歌う時代である。
私ごときが郷ひろみにならなくてどうする。
いずれ、郷に入りては、郷を従え、となりたいものだ。
見るだけじゃつまらないから
コメントをなにかつける。
サービスサービスとミサトになった気分。
会議の資料作り。
あまりうまくいかない。
自分が頭に描いていたものと違う。
仕方がない。
それでも授業はやって、掃除諸連絡で
食事する時間が10分しかない。
なんとかやりくりして
会議。
終わるとまとめのレジュメを書いて
成績処理に取りかかろうとすると
もう5時である。
疲れ果てている。
午後寝ができなかった。
偏頭痛が少々。
それでも
芝居を見に行く。
前在籍校の演劇部卒業生が作った劇団の上演。
3年目の3回目である。
前回に引き続き
今回も面白かった。
疲れ果てていた私は
寝る事なく
頭痛も治った。
役者の成長著しく
10代にあったもろもろの
余分なものがきれいに落ちて
原石がきらきら宝石になったようである。
kiwaちゃんのかわいさは壮絶だし
T野のキャラ造形力はすばらしい。
T岡は立派に役者してる。
H貝に存在感が生じ
I内の器用さもアマチュアの域を越えそう。
個性というのは不器用なもので
ほっておくと習慣に埋没し陳腐に堕する。
極めようとする努力が資質を壊す。
持って生まれた特質損なう事なく
磨き上げたのは見事言うほかない。
これはこの5人(+スタッフ)の集団の力で
一人一人バラバラならこうはいくまい。
10代の頃から知っている私にとっては
この役者の輝きが何よりの収穫だった。
不条理ショートコントを連発する脚本のT野を
jhon lennonとすれば
美形キャラのH貝はまちがいなく
paul maccartonyである。
この2人の才能と友情に支えられて
rockうさぎという集団がある。
演出N村氏はさしずめジョージマーチンか。
ナンセンス不条理4コマまんがを
そのまま芝居にしたスタイルは
第1作から一貫している。
初回限定で没台本をもらった。
帰りの電車で読んだが
それぞれ面白かった。
印象がN氏が15年ほど前の現役時代に書いた
「東京」にほとんど同じものもあった。
これが多分Y校の文化なのであろう。
アルプスの少女ハイジシリーズや
不老不死になり隊
など自動的に役者あてこんで脳内劇場である。
別々の生活をしている5人+αが
よく3年も続けてやったものだ。
今回で最後だという。
大学生の素人劇団としては順調な展開である。
私の脳内TVは
ハナ肇とクレージーキャッツの
「大人のまんが」シリーズのように
rockうさぎの5人が演じる
連日の不条理コント番組を
放映するであろう。
永遠のROCKうさぎに乾杯!
Posted at 22時55分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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