2007年09月16日(日)
秋風 [高校演劇]
今日の一句
秋風が遠慮しながら裏通り 浮浪雀
休みなのでZ会。
これがなかなか手強くて
とても締め切り日までに
終わりそうもない。
職場の机にある
課題の山も気にかかる。
予定外だが出勤するか、
と思っているうちに
時間が過ぎた。
移動の時間が無駄になるので
出勤するのはあきらめた。
休みらしく午後寝をする。
体調は復活。
予定通り今日も学生演劇を見に行く。
やはりY校出身のS藤が出演している
W大演劇倶楽部の新人公演である。
しばらく来ないうちに
W大文学部は表札が
学術院に変わっている。
香港映画ですか。
近未来に来た感じである。
新学生会館は10階はあるビルで
各階がほとんどサークルの部室になっていた。
地下には公演系の練習場や
大道具を作る空間も整備されている。
フィットネスジムまで完備されている。
生協でなくセブンイレブンが入っているあたり
自治会対策もしっかりされている印象。
Zマークのかく◎派の本拠地だったはずだが。
この整備された環境で
それぞれの劇団が新人公演をやっていた。
昨年、S藤は江古田でN大関係の公演に出ていた。
いわばさすらいの役者修行をしているわけだ。
芝居は、少し面白かった。
学生演劇のパターンを踏襲している作劇で
話もほどほど、役者もほどほどだった。
ともかく大声を出して
体を激しく動かせばいい、という演出法は
晩年の私には気が引ける。
小劇場の著名な演出家が
新人はともかく大声で汗をかけ、
などと書いているので
それが文化となっていると思われた。
そのため私は寝なかった。
日本が太平洋戦争に勝利した1960年、
浮浪者と憲兵の対立、という近過去の物語。
視点は面白いが結局は紙の上の記号にすぎない。
浮浪者はみな健康で元気一杯。
憲兵はインテリ体育会系である。
私は高校演劇の審査員みたいなこと書いてますね。
すみません。
招待してくれたS藤は
絞り上げた肉体で
パワー全開の熱演だった。
このパワーを実生活に注いで
たとえば営業活動に投入すれば
もっとドラマのある生活が送れるのでないか、
などと失礼ながら思う。
昨年も同様の感じを抱いた。
打ち上げの時など楽しく過ごしているのだろうか。
それならいいが。
Posted at 05時20分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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