2014年04月29日(火)
尺蠖(しゃくとり) [日記]
今日の一句
尺蠖や行き先求めて揺れる棒 浮浪雀
本日祝日昭和の日
とは無関係にユーレイ出勤
といいたいところだが、
非常勤にはユーレイの資格がない。
ユーレイになるにはちゃんと実態を備えた資格が必要
それが正規常勤職員である。
すでに労働人口対象から外れた私には
ユーレイとなる資格も許されない。
ユーレイドレイなる身分は不可触賤民のアンダーカーストで
もはやこの世の存在対象外
そこはかとなくうれしい
これを待っていたの うふん
それでも登校したら
業務メールを2本仕上げて
劇を見に行った。
恒例の英語劇は
オズの魔法使い
9年前にも思ったが
うち向けの児童劇
良い意味での学芸会の出し物である.
この出し物の圧巻はカーテンコールで
これが一番見物である。
キャスト、スタッフ、最後に企画委員が登場
劇を見てくださったお礼と感想を述べる.
今回もカーテンコールの音楽が始まると
客席から手拍子がわき起こった。
ナレーターという独特の仕掛けがあって、
英語と日本語で次のシーンの概略を紹介する.
このときの見ぶりも歌舞伎同様伝統的な様式があり
台詞回しも独特のイントネーションがある。
下級生は毎年それを見て自分たちのお手本にするので、
それは自然と伝承される。
ミッションスクールには修道院の理念があるように思う.
世間とは離れて祈りと信仰の敬虔な暮らしをひっそりと過ごす、
というものである。
その中で独自の進化を深めて来た
いわばガラパゴス演劇である。
今年はカーテンコールでの躍動感が少しないように思った
これはあるいは担任システムが変った事の反映かもしれない。
2年前までは、中学、高校と3年間担任は持ち上がりだった。
英語劇、学習旅行などは1年前から準備を始めるので
その途中で担任が変るとそれは作品に影響する。
その評価は難しい。
ただ言えるのは,旧来のシステムで精緻な完成度を極めたものが
システム変更でそこに不連続が生じている、との印象がある。
まあ、少しだけ浮き世を離れたユーレイドレイの感想である.
高2の劇は小公女セーラ
これも当然担任変更のシステムの影響を受けるはず。
私はこの3月まで、作品、キャスト、スタッフ、企画委員
の決定に立ち会って来た。
この長編を1時間ばかりにどう収めるのか、
名作アニメとしても有名なこの作品をどう舞台化するのか
大変関心があった。
現役の時は、準備裏方でゆっくり劇をみたことはない。
いや、日々の激務で疲れきっているので、
場内が暗くなると天使様が大挙来襲し
ほとんど見ていない.
放送の担当になると、放送室から見ることができた。
前の学校でも自分の学校の芝居はゆっくり見た事がない。
シニマネ業務のユーレイゲストであるから、
今日はゆっくり見られた.
メインキャストは予想通りの期待以上の出来で感動した。
ミンチン学園の女子の制服は素晴らしかった。
明るいレンガ色というか地味な中にも品性をにじまして
しかも華やか、白いブラウスに私好みで色合わせのリボンもかわいい。
これで少しより目ならアナに勝てる。
♪雪だるまつくろう
とか歌ってくれたら萌え萌えである。
この教室のシーンが圧巻
すばらしかった。
いじわるミンチン先生もこれまた期待通り予想以上の出来だった。
前半は興奮した。後半、もう少しドラマを練り込んで行くと
地区大会の奨励賞は確実の出来。
その他のキャストも良い仕事をしていた。
わしは満足じゃ、これで思い残す事なくあちらへいけるなあ
ばあさんや
そのばあさんは実家へ帰らせていただきます.
と恒例の発作を起こし世界遺産へと乗船
私はそのショックで
メガネを忘れ気がつけば妙にゆるい腰回り
ベルトがない、首掛け時計もしていない
というアホくさ状態に落ちっていたのだった.
(実は喜びの余り気が抜けたという説もある)
久しぶりにおにぎり権兵衛の玄米おにぎり2個の昼食
午後はKIDS引っ越しでリヤカー引き
施設開業の神父様のお祈り行脚を拝顔し
早めに撤収
食事例会と相成った。
ネットから
“「ピザって10回言って」
「ピザピザピザピザピザピザピザピザピザピ ザ」
「じゃあ、ここは?」
「……わからねえ。一 体ここはどこだ…?」
「ようやく気づいたか。どうやら俺たち、と んでもない所へ迷い込んじまったみたいだ ぜ……」
「シッ! なにか来る!」”
このタイプは好き。
書き手が顔を出さず、ネタの中に仕掛けがある。
ネタはすべからくこう行きたいものです。
Posted at 08時37分 トラックバック ( 0 ) コメント ( 0 )
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