ぱーこシティ

会場

今日の一句
夏帽子あちこち忘れてもう三つ　浮浪雀

年金関係
スパーガードプラン保険
問い合わせ。

年金申請していない事が判明
だから来ないわけだ。
申請書類を送ってもらうことにする。

そんな連絡をあれこれやっているうちに時間となる。

定時出勤
きょうはまず幼稚園のHUBの件
事務連絡
給食は焼きそば

一端戻って始めの会
短時間で決めて
学習旅行確認会。

これを３時過ぎまでやって
次は引率者確認会

戻って、ゾンビ業務。
結局相談業務ができなかった。

最後の話し合いが長引き、+0.5撤収

ネットから
“多くの人は悩むことに時間を使いすぎている。そして悩んだことを仕事をしたと思ってしまう。でもこれは僕は大きな無駄だと思っている。

（略）

考えると悩むって、それぞれどういう意味だと思いますか？
僕の理解では、
「悩む」というのは、答えが出ないという前提のもとに考えるふりをすること。
「考える」というのは、答えが出るという前提のもとに、建設的に考えを組み上げること。整理すること。”

答えが出るという前提はいいけど、どんな答えが出るかを始めから決めて考えるとろくな事はない。わからない答えを結論は必ず出ると信じて問題を考えるのは、試験勉強と似ている。試験に答えは必ずあるからだ。

別荘地

今日の一句
蚤虱芸をしこんで稼ぐ人　浮浪雀

昨日同様の好天である。

W杯を見ていたら
日本に点が入る所で、電波の状態が悪くなり
TVが見えなくなった。
そこはプロばかりが集まる例会である。
さっそくS氏が屋根に登ってアンテナの向きを変えた
アナログ時代の向きのままだったのである。
車から工具を取り出し、すばやく工事を済ませると
ついでに雨トヨの不良箇所、瓦の崩れまで点検してきた。

私がツイッターで情報を検索すると
どうやら日本が点を取ったらしい。
現在のITの主題は
スマートフォンにクラウドにSNSだそうだ。
SNSではツイッターとLINEとFacebookだと言う。
twitterの情報取得、LINEは閉鎖的ツール、
そして交流ツールはfacebookと機能わけがされている。
そこで私はtwitterを検索した、というわけだ。

参加者は私と同年代だから、みなじじいである。
iphoneを使っているのは２名だけだった。
私はさっそくフルフルして友だち登録
残りの諸氏は、携帯電話を使っていた。

別荘に放置されていたHONDAのsuper cubを修理するために
軽トラの荷台に乗せ、２駅ほど離れたS氏の別荘まで運んだ。

相変わらずワン大人の天婦羅そばを食べ
いい頃合いで撤収した。

来年は島でやろうという事になった。
全員集まれるかね。

ネットから
“やりたいこと見つけるために一番やったらあかん方法、それはな……『考える』ことや。机に向かってうんうん唸っとったり、自分のやりたいことってなんやろうて漠然と考えたりしとったら、何も分からん。分からんどころかよけい迷うことになるで”

とりあえず目の前のことを片付けていればいいのだ。
「人間はしたいことするものではない。出来る事をするものである」
とは芥川の警句だが、やっていることがやりたいことなのだ、という考え方もあるな。

熱海例会

今日の一句
梅雨の花紫ばかりが鼻につき　浮浪雀

かねてより予定の熱海例会
そういえば昨年も同時期にやったのだった。

その時の感想は、日頃の仕事とこの例会の落差を思い
やるせなかった、というものだ。

今回はこの仕事がすでに変っていた。
最強の非常勤ゾンビ管理職シニマネである。
当然やるせなさはすでにない。
好天の青空から吹き降りてくる梅雨晴れの爽やかな風を感じると
なぜか私は小学校時代を思い出していた。
こんな空の下で蟻の歩くのをじっと見ていたりしたなあ。

小学校以後の人生で、
私のテーマはやるべきことを果たすの一語に尽きる。
少し突き詰めれば、
行きたい所もないし
食べたいものもない、
やりたいこともないし、
欲しいものもない。

付き合い上、そういうものがあるような振りをしているだけである。
仕事ならばやらなければいけないことはあふれている。
それをいかに完結するかが毎日の生活の主題であった。
このテーマは受験勉強からおそらく来ている。
受験には出題範囲があり、期限があり、それまでにこなすべき課題が決まっている。
どれだけ頑張っても、決して完了しない課題である。

その仕事が非常勤である。
大きな声では言えないが，年金暮らしである。
やらなければいけないことを探さなければならない。
そのことにうすうす感づいてはいる。
その時期の例会である。
この例会では特にやることはない。

主宰者の先生は既に傘寿である。
先生は卒業した高校の同期会の会長だそうである。
400人を越える卒業生のうちすでに120人ばかりは亡くなっている。
120人ばかりが消息不明。
残りが名簿に載っている。
旧制ナンバースクールの進学校であるから
卒業生は社会的に活躍した人が多いはずだ。
その階層にして上の数字だ。
酒の勢いで勝手の同窓生に電話して
ついでに無関係の私まで電話口で話す事になった。
こちらも酔っていて、その上初電話であるから
なんだか話の通じない挨拶の電話になった。
それでいいのだ。

この会は飲んで食べて寝るだけの会である。
その会にわざわざ台湾からきたワン大人（たいじん）は
今年もひたすら食事を作っていた。本場の餃子うます。
５カ国語が堪能のG氏は5L入りの葡萄酒を持って来た。
かってはJALの整備士だったS氏、
謎のI氏
連続して私の到着時間を気にしていたO氏は
私が到着したときには吞み潰れていた。
某島の管理職までになったK氏は相変わらず熱かった。
都合10人ばかりが集まった。

中学校の同窓会をこんな形でやっているところはないだろう、
教師冥利につきるというやつだ、と先生は言った。

理系というか工学系なので
数字で確定する話ぶりが面白かった。

12時ころ寝た。

tamehiro katou ichikawa
tsukakosi
samurai
gomi ishaima 2階に　okamoto
台所にsuzuki
後から　shiraha

ネットから
“体調不良って言うとすぐ「体調管理を」とか言うのやめてほしいよね。調子悪い時に休むのが体調管理なんだよ。”

絶対責任の取れない人間相手に、自己責任を追及するのと同じだね。

大気の状態

今日の一句
白靴履いた水兵さんすてき　浮浪雀

課題達成のテキストが来た。
予想した通り全面改訂されていた。
この前書き上げたと思ったレポートを全部書き直す事になる。
まあ、いいか。

macの面倒をみに早めに行く。
パソコン入れ替えの余波で今まで使っていた私物パソコンを撤収する。
まずは保健室からdellを回収。
私が持ち込んだというのだが，とっくに忘れている。

幼稚園に持ってくるはずだったHUBを忘れた。
月曜日に持ってこなくてはならない。

macのデータ移行。

それから本来業務
児童一人一人を検討する。
なかなか丁寧な作業だね。

今日は相談室業務
記録を整理。
お客さんはいません。
でもまあ業務は業務。
ここからもパソコンを撤退させなければならない。

旧職員がお子さんを連れて来た。
旦那も一緒である。
なかなかできた旦那様で
さっそくぶん回し業務をやっている。
子どもらが群がっている。
大変な騒ぎである。
やはりこうでなくっちゃ。

終わりの回をやって終了。

撤収

捨てないで取っておいた電気関係のがらくたが役立つ時が来た。
まずwifiのアクセスポイント
これは妻の知人のところで活躍する予定。
次が幼稚園のHUB
これもなんとか見つかった。

次はmacだが、これが結構難物。

でもまあ、課題が一つ一つ片付いて行くのは気持ちがいい。
こういう時だけだ。

専門学校から過去問一式が届く
私がネットから落としたものを同じだった。

いろいろ気を回してあれこれやるが、
大抵は無駄足となる。
動かずぼーとしていたら
必要なものが自動的に集まるように出来ているらしい
世の中はとはそういうものらしい。

私にしてみたら、結構住みにくい。

ネットから
十年程前、ある講演会場で、学校へ行かない子どもたちの孤独について話していたときのこと、質疑応答の時間になって、前の方の席で聞いていてくださった年配の男性が立ち上がり、「今の時代の大変さを言っていたようだったが、僕たちの頃は戦争中で、まず食うことが大変だった。学校は授業らしい授業もなく、僕たちは学徒動員で…。今の子たちとは比べ物にならない大変さだった。そのことについてどう思うのか」と質問された。私はまず、その人が「僕たちは」という言葉で、自分たちのことを述べた、そのことについて、「甘やかな連帯」のようなものの自覚はないか、訊いた。「僕たちの頃」、その方がそう言ったときのどことなく誇らかな調子が、何か郷愁のようなもの、宝物を見せるときのような二ュアンス、私がそのときテーマにしていた子どもたちが、望んで決して得られない何か、そしてその人自身もどこかでそれに気づいている ー自分が持っている宝ー それについて語りたいのだということが察せられたからであった。私はそれが確かに素晴らしい宝であること、うらやましく思うことを正直に言い、そしてその人はそれを認め、私はそれを受けて、けれど、「僕たち」「私たち」で語ることの出来ない孤独について、引き続き何か語った、と思う。

「群れ」にあるということ、それ自体が人を優越させ、安定させ、ときに麻薬のような万能感を生む。そして人は時々、群れを外れている人に向かってそれを確かめ、群れの中にいることの快感を得たいと思う。

甘やかな連帯は、そういう、そこはかとないところで止めておくのが健やかさを保つ鍵である。その快感への渇望が暴走すると、異分子を排除しようと痙攣を繰り返す異様に排他的な民族意識へと簡単に繋がる。

しかし、その一歩手前で止めておけば、これもまた流離感と同じくノスタルジーに繋がる。
”
― 「ぐるりのこと」 梨木香歩 新潮社"

なかなか微妙な所をついてくるな。正しいと思います。

季節

今日の一句
梅雨寒し雨トヨの工事完了す　浮浪雀

夜中ネット業務

花子とアン

録画した番組からDVD作成
あれこれやったが、うまくいかなかった。
TVのHDDの録画　◯
HDDからDVDーRにダビング（１０回制限のやつ）　◯
DVD-Rをその機械で再生　◯
DVD-RをPCで再生　×（VCLやらGOMやら、いろいろ試す）
HDDからDVD-RWで詳細ダビング　上記同様PCで再生不可
いったんアナログに変換すれば、画質は落ちるが大丈夫なんだが。
結局、１０ダビングでも他の機械で再生できなければ意味ないし。
ここまでやってあきらめる。

ただこういう需用は多いと思われるので
システム作れば少しはお役に立てるかも。

金町方面散策
18406歩

地元でportableHDD、500G購入
mac to macのデータ移行に使う。
結局これが確実そうだね。

昨日の朝頼んだtextがもう来た。

このHPの画像を変えた。
グラデーションのやりかたをもう忘れている。

ネットから
“これまでの人生になにがあったとしても今後の人生をどう生きるかについて、なんの影響もない” “

実存主義だね。

送り業務

今日の一句
冷奴冷たい割にできるやつ　浮浪雀

資格試験関係のネットを探して、更に事情が判明する。
試験合格のためには、まず戦略である。
最近はネットの情報で大体間にあう。
ただどの情報が有効かを見極めるのに、気を使う。

20枚ほどプリントアウトしてファイルにとじた。

夏目友人帳
花子とアン

さらに課題関係の整理。

昨日に引き続きネット業務
再リーズ品の返却
これが済めば、この件からは
私の業務は撤退できる。

昼食もそこそこに現場でブツの確認
６年前に私が担当した事なので，
ある部分わかり易い。
引き継いだ後任デキメンはクリアーカットな判断が頼もしい。
上手くやってくれると思う。
よろしくお願いします。

その後、KIDS業務。

小学校校舎の廊下を通ると
教室の中から、あ、ゾンビ先生だ、ゾンビマネージャーがいるぞ、
と大騒ぎになって、これはまずい、と撤退。
ゾンビマネージャーというのもなかなかの褒め言葉だ。
KIDS生が同じクラスのともだちに
ゾンビごっこをしてくれる先生だ，と紹介しているので
まあ、立場はわかっているようだ、と気を許している。
そこで、その友だちに「お前、ゾンビなるか」と仕掛けると
一瞬、止まって判断不能になる。
それからおそるおそるやってきて
軽くけりを繰り出したりして、
なんだこいつ、やっちゃえ、って展開になる。
男の子だねえ。

メール業務と夏休み対応をやって
最後にゾンビこっご少々。
雨のなかお帰りになった。

早くも轟沈

ネットから
“「絶対に負けられない戦いがある」というのはW杯サッカーの応援文句の一つだが、どうせ一次リーグ辺りで負けて帰ってくることは皆わかってることで、実に「無敵皇軍、鎧袖一触」的な話であり、それでこんなことを言うと「あなたは応援する気がないのか」などと怒られるのも実に大日本帝国的な話です。”

オリンピックもW杯サッカーも戦争の替わりにやっている国際イベントだから、まあ、当然といえば当然。戦争当時の文脈がみな使えます。

世代交代

今日の一句
サイダーは三ツ矢サイダーに限る　浮浪雀

花子とアン

レポート関連の整理。
サイトを調べたら，教科書がやはり改訂になっていた。
これは国家試験の試験項目にマイナーチェンジがあったためである事が判明。
13回（2011年１月）は旧課程
14回（2013年１月）からは新課程になっている。
この新課程の試験項目に合わせテキストが改訂になっているようだ。
内容的にどこまで書き直してあるかわからない。
仕方ないので、改訂版をも購入することにした。

玄米を炊いてみた。
お米と同じに炊ける、との記載をよく読まないで，
炊飯ジャーで玄米設定で炊いたら、玄米のおじやのようなものができた。
次はお米設定で炊いてみる。
あまりは冷凍保存した。

講座お試し対応と再リース品の返却対応で、出勤する。
14:40-18:00までやった。
その後、magicSwitchなるツールで
USB to USB でデータを移行を設定、そのまま撤収した。

my daughter has become pregnant.
she told it to her mother(my wife)
my wife said "get it"
Is my daughter all right? I thought.
やれやれだね。

もう眠くなって９時半に轟沈

ネットから
『アイビーとプレッピーの違いって何ですか？』と、質問されて答えに窮してしまった。そこで改めてこの質問について考えることにした。ただし答えることのできるのはアイビーとプレッピーの出自の相違であって、その女性がもっとも知りたかったであろう、ファッションについての明確な違いはないことをあらかじめお断りしておきたい。

　1981年に日本で『オフィシャル プレッピー ハンドブック』という本が翻訳された。当時筆者は、その単行本の版権を獲得した日本の出版社で、若者向け総合情報誌の編集ライターをしていた。若者雑誌は月刊であったが、創刊後1年9カ月を要してライバル雑誌と同様に月2回発行の雑誌に生まれ変わることになったのである。その記念企画として単行本発売と同時に雑誌のほうでもこれを取り上げよう、ということになった。

　しかしながら参考文献は単行本１冊しかない。しかもその本はご存じのようにプレッピーの生態についていささか皮肉をこめて著されたもの。それをファッションに狙いを絞って編集するのだから大変である。アメリカのファッションに詳しいアパレル業界の関係者に協力してもらい、後は徹夜作業の妄想力を駆使して何とか雑誌は完成した。

　雑誌の発売日に、筆者は刷り上がったばかりの雑誌をパラパラとめくりながら、通勤電車の座席でひとり反省会をしていた。すると何やら鋭い視線を上から感じた。顔をあげると、吊り革にぶら下がった20代後半のビジネスマンが何やらブツブツ言いながら雑誌をのぞき見しているではないか。しかも降り際にその男は『けっ、プレッピーかっ、ダセェな』と捨てセリフを残して去ったのであった。

おそらくその男は日本式アイビーの信奉者だったのだと思う。日本のアイビールックは大阪の某アパレルメーカーとファッション雑誌の草分け的存在の月刊誌によって普及した。両者は､『アイビーは米国のエリート学生の生活着である。そのワードローブは不変だ』という主張を続けていた。しかしアメリカでは1967年以降にカウンターカルチャーが台頭し、学生達の着こなしは大幅に変化していた。アイビー校のキャンパスには、ブルージーンズとメッセージTシャツが溢れたのである。しかし日本のアイビーはこの傾向を無視し、ガラパゴス島のイグアナのように進化を拒否したのである。

　だが今考えるとこれが良かった。日本のガラパゴスアイビーは、それがもっとも輝いた時代（1950年代中盤から66年）のまま保存されたからである。しかしプレッピーハンドブックには逆にこのことが災いした。筋金入りの日本のアイビー信奉者にとっては、プレッピーはアイビーをカラフルに着崩しただけの流行ルックと誤解されてしまったからである。結局日本のプレッピールックも単行本も、業界が期待するほどのブームにはならなかったのである。

プレッピーはアイビーリーグ8校などの著名大学に入るための予備校のこと。だからアイビーの弟分的なファッションである、という紹介を日本ではされていたが、これもちょっと違う。プレッピーと呼ばれる人は大学に入ってからも、社会へ出てからもプレッピーであり続ける人種のことを指すからだ。プレッピーの通う予備校は全寮制が多く、必然的に裕福な家庭の子弟でなくては入学ができない。また寮では、英国の全寮制学校を手本にしているために厳格な躾けがされる。

　プレッピーがしばしば、衿や袖が擦り切れたオックスフォードシャツやガムテープで靴底を補修したローファーなどを、むしろ誇らしげに着ているのは、こうした躾けや祖先が厳格なピューリタンが多かったことと無関係ではないのだと思う。日本でも有名私立大学に、他の高校から入学した人と、大学付属の幼稚園や小学校から上がってきた人とは、何というかオボッチャマ度のレベルが異なる。

　プレッピーというのはこのピュアなオボッチャマ性が照れ臭いのか、酒に溺れてみたり、わざと流行には無頓着な服（今どきのプレッピースタイルからすると大きめのブレザーやポロシャツを選ぶ傾向がある）を着てみたり、ちょっとツイストした精神の持ち主が多い。またそのお金持ち特有の妙なスノッブさが、プレッピーハンドブックなどの突っ込み本を生む要因になっているわけである。

　日本式アイビーに純愛する人々の教科書に『TAKE IVY』という、婦人画報社が1965年に発行した一冊がある。米国のアイビールックのまさに一番輝いていた時代に本場のキャパスで撮影されたこの写真集は、今見直すと、アイビーリーグ校のなかにほんの数パーセントしか存在していないプレッピーたちにフォーカスしたルックブックだったといえよう。着古したコットンマドラス、素足ではくローファー、丈の短いポプリンパンツ。これらはプレッピーが予備校時代から愛用し、大学へ持ち込んだものだ。言い換えるならアイビーの本流を作った者こそ、ほかならぬプレッピーなのである。

　しかしファッションは新陳代謝を繰り返すもの。その幹となるスタイルは変わることがなくても、時代によって新鮮な枝葉となるアイテムは異なってくるものなのだ。　たとえば1960年代にあれほど注目されたスタジャンやコーチジャケットは、アイビーリーグ校のフットボール部などが弱体化した80年代には人気を失った。

『オフィシャル プレッピー ハンドブック』が発行された80年代でもっとも重要なアイテムとして珍重されたピンクのオックスフォードB.D.シャツや、B.D.シャツ＆ポロシャツの重ね着なども、最近発行されたアップデート版では見向きもされない。逆に昔も今も人気があるのはシャギードッグと呼ばれるシェットランドセーターやビーンブーツなど。

　ほんとうはお金持ちなのに、そうではないように見せるルックスが、結果、流行を追う一般ピープルとは異なる崇高さに見えて注目されたプレッピー。いっぽう島国であるがゆえにガラパゴス化した日本のアイビー。結果両者は、今もっともスノッブでクールな地点（60年代アイビーリーグルック）にランディングした。

　ファッションとはじつに面白く、複雑なものなのである。"

これファッションの話だが、輸入文化のかなりの部分にそのまま当てはまると思う。